(1枚目)先日投稿した干潟星雲の写真を撮影する前日に撮影したものです。この日は、シーイングが良く星像も少し細くなっています。短い露出時間のコマもたくさん撮影していたので、中心の明るい部分も先日のものよりもコントラスト高く表現できているようです。
(2枚目)満月過ぎの月明りと、光害の中、暗いIC1396に再びトライしてみました。IC1396を帯域の狭いHαフィルタを使い撮影すると、街中でもそこそこ撮影できますが、カラーセンサーを搭載しているEOSの場合、緑や青のセンサーは使われないため、撮影後の画像はざらざらとしたものになります。合成しても、数十枚程度の枚数では縞模様状のパターンノイズが画面に現れて、あまり綺麗ではありません。このパターンノイズを減らすために、2台の望遠鏡とカメラをガイド鏡とともに赤道儀に載せて、同時に同じ画像を撮影し、それを最後に合成しました。3万円程度で購入できる安い筒だと、こういう荒業もできますね。撮影の際、2台のカメラを僅かに傾けておくと、合成後上手くこのパターンノイズを減らすことができそうです。もっとも、モノクロセンサーを搭載した一眼デジタルカメラがでれば、こんな苦労は必要なくなりますが・・天体用としてモノクロセンサーが搭載されたデジタル一眼が出て欲しいものですね。
(3枚目)月明かりと光害の中、ガーネットスター周辺を撮影してみました。写真を見ると、IC1396付近には、他にも暗いガスがありそうです。半値幅6nmのHαフィルタを使っても、月明かりがあるとこの位が限界なので、月明りの無い日に再度トライしてみます。