梅雨明け宣言の晩に軽く撮影してみました。入手してから10年近く放置していたタカハシ製の昔の屈折望遠鏡を引っ張りだしてきての撮影です。前のユーザさんも放置していた代物ですのでこの望遠鏡が星の光を浴びるのは20年ぶりかもしれません。望遠鏡は1970年代に生産されていた、3枚玉のセミ・アポクロマートで、往年の名機です。細長い筒はいかにも望遠鏡という感じがします。眼視で月を見ると、長焦点屈折特有のひじょうに高いコントラストと鋭い切れ味の月面が楽しめました。月縁で黄色い色収差が出るのは仕方ないところですが、最近の高性能短焦点屈折とはまたひと味違う月面を楽しめました。