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• 2008年10月

IC 1396、干潟星雲

タイトル：

（1枚目）「IC1396」

（2枚目）「干潟星雲」

（3枚目）「干潟星雲 （Ha）」

撮影者：

森 栄二

撮影日時：

（1枚目）2008年09月28日、露出 30min×4

（2枚目）2008年08月03日、露出 R=4min×2, G=3min×2, B=6min×2, Ha=20min×2

（3枚目）2008年08月03日、露出 20min×2

撮影地：

アメリカ合衆国カリフォルニア州

撮影機材等：

（1枚目機材）Intes社 MN74 マクニュートン（7inch F4）、Trified-2 CCD（ヤンキーロボティックス、チップ温度-40℃）、アトラス自動導入赤道儀、ロボフォーカサー、カスタムサイエンティフィック Haフィルタ、自作電動オフアキシスガイダー、自作アダプタ、スターライトエクスプレス Lodestar（ガイドカム）、Optec IFW Filter wheel

（2、3枚目機材）M103 astrograph（D=10inch, F=3.0, FL=762mm）、Trified-2 Cooled CCD（チップ温度-20℃）、ロスマンディG11+ナノドライブ駆動装置、カスタムサイエンティフィック Ha （F3用）, R, G, B フィルタ、自作オフアキシスガイダー、自作アダプタ、ロボフォーカスコントローラー

（1枚目処理）MaxImDL/CCD+DSLRにてガイド撮影後、ブルーミング処理等の画像処理。シャープ化すると背景が荒れ、星がかえって太くなったのでシャープ化処理は行っていません。

（2、3枚目処理）MaxImDL/CCD+DSLRにて自動撮影後に、ブルーミング処理、カラー化等の画像処理。シャープ化すると星がかえって太ったため、シャープ化処理は行っていません。

コメント：

（1枚目）IC1396付近を街中でモザイク撮影しました。この画像はその中の1枚です。

（2枚目）水冷ポンプ用の電源がダウンしたため、水を循環させずに使用しました。

F3などの、明るい光学系との組み合わせでは、市販のHαフィルタはロスが増え、かえってコントラストが上がらないので、特別にF=3で性能が最大となるフィルタを作ってもらいました。

（3枚目）F3の光学系に、9umの高感度CCDを組み合わせると、20分でもかなり深いところまで撮影できるようです。おまけに、中心も潰れないので、露出時間を変えて撮影するという面倒な作業が必要ありません。

20分の露出時間でも、画面一面を覆う星雲がじゅうぶん写っていたのですが、これらを強調すると、2枚の合成では背景があれたので、あえておとなしい処理を行いました。ヤンキーロボティックスのカメラは背景ノイズが少なくとてもスムーズなので、合成は2枚だけでもじゅうぶんのようです。

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