星雲

タイトル：

（1枚目）「オリオン大星雲（M42）」

（2枚目）「馬頭星雲」

（3枚目）「NGC281」

撮影者：

森栄二

撮影日時：

（1枚目）2008年11月30日、露出 10分×8枚

（2枚目）2008年12月11日、露出 20分×6枚

（3枚目）露出 20分×3枚

撮影地：

アメリカ合衆国カリフォルニア州

撮影機材等：

（1枚目機材）オリオン社（D=8インチ F4）ニュートン反射式望遠鏡、SBIG ST4000XCM （冷却温度-5degC）、アトラス自動導入赤道儀、テレビューSTLコマコレクター、自作アダプタ

（2、3枚目機材）MN74マクニュートン（D=7インチ F4）、Yankee Robotics Trified-2 CCD（CCD temp= -40degC）、ベアリングを全て交換した、オリオン社アトラス自動導入赤道儀、自作オフアキシスガイダー、スターライトLodestar Guide CAM、Optec IFW filter wheel、カスタムサイエンティフィックHαフィルタ（4.5nm）

（1枚目処理）MaxImDL/CCD+DSLR V5にて自動撮影後、合成、カラー化等の画像処理

（2、3枚目処理）MaxImDL/CCD+DSLR V5 にて自動撮影後、合成等の画像処理（ブルーミング処理は行っていません）

その他：

（1枚目）中国製の赤道儀の中に使われているベアリングを全て交換しました。オリオン社のアトラス赤道儀では、2種類のボールベアリングと2種類のテーパー型ローラーベアリングが使われていますが、これらは粗悪なベアリングで、ガタが大きく、しかもベアリングを回転させるとひっかかりがあり、スムーズではありませんでした。

精度の高いベアリングに交換することで、軸ぶれが激減し、回転もスムーズになりました。また軸を固定するロックナットを硬く締めても両軸共にスムーズに回転できるため、ロックナットをかなり硬く締めることができます。安い赤道儀ですが、ちょっとした投資と作業でまったく別物の赤道儀になりました。

コメント：: （1枚目）M42辺りはかなり明るい星雲で覆われています。比較的明るい場所で撮影したのですが、カラーCCDでもそこそこ写るようです。; （2枚目）満月に近い月の中で撮影しましたが、馬頭星雲周辺はかなり明るく、それなりのコントラストが得られました。トラッキング特性を見るために撮影したので、簡単に画像処理を行いました。ブルーミング処理などは行っていません。; （3枚目）ベアリングを交換した赤道儀の軸ブレやたわみによる影響を見るために、南中前後に撮影しました。

一覧へ戻る