エクリプスナビゲータ5

活用事例(3):日食観測現場で使う

『エクリプスナビゲータ』は、事前の観測計画や写真撮影の構図決めだけでなく、実際の日食観測現場でも大活躍。パソコンの内部時計で駆動するリアルタイムモードでは、今まさに天空で起こっている現象とリンクして数値データやグラフィックが追随します。

観測現場に到着したらGPS受信機で現在地を調べましょう。取得した座標は『エクリプスナビゲータ』に即座に反映されるので、移動を伴う洋上観測でも安心です。もちろん、GPSからは正確な現在時刻を取得して、パソコンの内部時計を校正することもできます。

リアルタイムカウントダウンウィンドウを開けば、各接触時刻・最大食までの残り時間を示し、さらに「音声読み上げ」機能を使えば、音声によって残り時間を知らせてくれます。

ノートパソコンにインストールすれば、日食観測現場でも大活躍

日食の観測現場で『エクリプスナビゲータ』を活用するには、右の画面のようなシンプルなウィンドウ配置がオススメです。

時刻系を、現地の時計に合わせた地方時(LST)とし、各接触時刻までの残り時間を表示させる「カウントダウン」ウィンドウ、食分をグラフィック表示する「拡大表示」ウィンドウを並べて表示させます。拡大表示は天の北極を上とした表示にすると、画面がモノクロで表示され、皆既中の暗い空でも見やすくなります。

また、ノートパソコンの狭い画面を有効に活用するため、ツール類は必要なものだけをパレット化して画面内に配置しておくとよいでしょう。

日食観測現場で、リアルタイム運転し、カウントダウン機能を使う

『エクリプスナビゲータ5』に搭載されたライブビュー機能を使えば、観測現場でカメラのモニターをのぞきこむ必要がなくなります。機材の動作を確認したり、構図を決定したりするのに便利です。

ライブビューで構図を確認