ステラで再現Ver.6 「水星の日面通過」
水星が太陽面をどのように通過していくのか、その見え方をステラナビゲータVer.6でシミュレートしてみましょう。
観測地の設定
[設定]メニューの[場所…]から「場所」ダイアログを開きます。
地図をクリックしたり都市名を選択したりして,観測地の場所を設定しましょう。
設定が終了したら[閉じる]ボタンを押し、ダイアログを閉じておきます。
日時の設定
[設定]メニューの[日時…]から「日時」ダイアログを開きます。
カレンダーやダイアログボックスを使って、日付を2003年5月7日に設定しましょう。また、現象は14時10分ころから始まるので、時刻をそのあたりに設定します。
設定が終了したら[閉じる]ボタンを押し、ダイアログを閉じておきます。
太陽を画面の中心に移動
[ツール]メニューの[名前で検索…]から「名前で検索」ダイアログを開きます。
「分類」の「太陽・月・惑星」をチェックし、右の「天体名」から「太陽」を選びます。
また、「トラック」のチェックボックスにチェックしておくと、常に太陽が画面の中心に表示されるようになります。
「太陽」を選択したら[OK]ボタンを押してください。
水星を表示
[天体]メニューの[惑星…]から「惑星」ダイアログを開きます。
「水星」の行で、「表示」のチェックボックスをチェックします。また、「名称」にもチェックしておくと、さらに位置がわかりやすくなります。
設定が終了したら[OK]ボタンを押してください。
視野を拡大
[表示]メニューの[表示範囲]から「表示範囲」ダイアログを開きます。
表示範囲は、ウィンドウの横幅が何度に対応するか、で設定します。ここでは「1」度くらいにしておくと、太陽と水星の位置関係がわかりやすいでしょう。
設定が終了したら[OK]ボタンを押してください。
ここまでの設定による表示画面
以上の設定で、ウィンドウに大きな太陽が表示され、そのそばに水星が見えているのがわかるでしょう。
ウィンドウ上で水星は青空と同じ色の●で表示されます。そのため、水星がまだ太陽面の上にない場合、背景の青空に溶け込んでしまって●が見えないことがあります。この場合は、惑星名を表示させ、位置の見当をつけてください。
次に、ステップボックスを利用して時刻を変化させ、太陽面上で水星が移動するようすを見てみましょう。
ステップボックスを表示
[設定]メニューの[ツールバー]から「ツールバー」ダイアログを開きます。
下から2番目に「ステップ」の項目があるので、「表示」のチェックボックスにチェックします。
チェックしたら[OK]ボタンを押してください。
時刻を変更
ステップボックスにはいろいろな時間の単位が表示されており、その両側に[+]と[-]の記号があります。[+]を押すと時刻が進み、[-]を押すと時刻が戻ります。また、一番上の[<][>]を押すと、表示されている単位を切り替えることもできます。
時刻を変化させ、水星が太陽面のどの位置に見えるのかをシミュレートしてみてください。
ドキュメントメニューから実行
アストロガイド2003をインストールされている場合、ステラナビゲータVer.6の[ドキュメント]メニューに「アストロガイド2003」という項目があります。
ここから「5月」→現象一覧の「7日(水) 水星が太陽面通過」を選択すると、日面通過のアニメーションを再生ボタン一つで実行することができます(設定の数値などは上記の設定とは異なります)。
シミュレーションはアストロガイド2003単体でも動作させることができます。
関連情報
- ステラナビゲータVer.6(製品紹介、機能紹介、サポート情報など)
- アストロガイド2003(ムックの内容紹介、サポート情報など)