2005年火星大接近
火星画像を処理してみよう
ムービーを処理する方法
ビデオカメラで撮影した惑星の動画をパソコンにキャプチャして大量の静止画にしたり、Webカメラのような動画入力デバイスを使って惑星像を直接パソコンで大量に記録する惑星の撮影方法が、定着してきた。大気の乱流によるシンチレーションがあるため、惑星の表面模様はなかなか鮮明に撮影することができない。しかし、自転の影響のない短時間で得られた大量の画像をコンポジットすることで、一枚の画像では描出できない情報を引き出すことが可能になってきた。
ステライメージ Ver.5(最新版はVer.6)には、新たにパソコンに保存された動画ファイルを静止画として読み込み、さらにコンポジットして一枚の画像にする機能が盛り込まれた。対応可能な動画ファイルを読み込むと、[動画]ウィンドウが開き、コンポジットするために静止画として読み込む範囲を動画のフレームで設定できる。もちろん、一枚ずつ手動でフレームを設定し、静止画として読み込むことも可能だ。
作成方法の詳細につきましてはステライメージ Ver.5で画像処理「動画から火星模様を抽出する」をご覧ください。
静止画を処理する方法
2005年の火星大接近を機会に、デジカメで火星を撮影してみたいと考えている方も多いでしょう。ここではステライメージ Ver.5を使用した画像処理の方法をご紹介します。撮影した火星の画像を、さらに美しく仕上げてみましょう。
右の画像をごらんください。画像処理前と処理後の火星の画像を比較したものです。撮影した画像をステライメージ Ver.5で処理すると、細かい模様まで確認できるようになります。特に複雑な処理をしなくても、ここまでの画像にできます。
作成方法の詳細につきましてはステライメージ Ver.5で画像処理「火星の静止画を処理する方法」をご覧ください。
火星の展開図を作る方法
ステライメージの [惑星展開図] 機能は、惑星画像から、惑星表面の平面展開図を作成します。このコマンドを実行すると、最初に新規に作成する画像の名前とサイズを指定します。
その後、ダイアログのサムネイルを見ながら、惑星の中心・直径、軸の回転や中央緯度などを指定して、展開図を作成します。
作成方法の詳細につきましてはステライメージ Ver.5で画像処理「火星展開図」をご覧ください。
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