日食の時刻(欠け始め、最大、欠け終わり)は地域によって異なりますが、おおむね「10時ごろに始まり、11時ごろに欠け具合が最大になり、12時ごろに終わり」ます。
欠け具合は「食分」という値で表します。太陽の直径のうち、どれだけ月に隠されているかを示す数値です(面積ではありません)。日本では、南東の地域ほど食分が大きくなり、太陽が大きく欠けます。
時刻だけでなく方位や高さも重要なポイントです。これも地域によって異なりますが、だいたい「南から南東の方角」「高度40度から50度」あたりです。ビルなどに隠されないか、窓から見えるかどうかなど、観察予定の場所の視界を確認しておきましょう。
星ナビ3月号は「日食観察プレート」が付録!
月刊『星ナビ』2016年3月号(2月5日発売)は「日食観察プレート」が付録。安全に太陽を観察でき、加工して日食めがねや撮影用フィルターを作ることもできます。