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2005年11月上旬 おうし座流星群が活動中

(説明図)
ステラナビゲータ Ver.7 で作成

11月の流星群といえば、なんといっても11月17日から19日ごろにかけて出現がピークになるしし座流星群が有名だが、もう1つ、11月いっぱいゆるやかながら出現を続けるおうし座流星群も忘れないようにしてほしい。

おうし座は、夜半過ぎには頭上高く昇り、この秋は西隣りのおひつじ座で地球接近中の赤い火星が-2等のすばらしい明るさで輝いているので、ひときわ目につく星座となっている。

おうし座流星群には南群と北群の2つの放射点があって、南よりの南群は11月上旬の3日ごろ、北群の方はそれより少し遅れて11月中旬の12日ごろピークになる。したがって11月2日の新月に近い南群の方が条件はよく、北群は11月16日に満月になる月光に邪魔されることになる。

この流星群は数はあまり多いものではないが、明るく火球めいたものが含まれるので、目にすることができればかえって印象深いものになる。ほぼ一晩中見えるので、晴れれば注目してみてほしい。