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2005年11月17日 しし座流星群が極大

(説明図)
ステラナビゲータ Ver.7 で作成

2001年11月19日の未明に、日本で大出現が見られ、その翌年アメリカで月明かりの中で大出現が見られた流星群として、このところ天文界の話題になり続けているしし座流星群が、今年も11月17日〜19日ごろ極大になるとみられている。

ただ、あいにくなことに、16日が満月なので明るい月光があり、観測条件はあまりよいとはいえず、しかも、ダスト・トレイルによる活発な出現の予想も出されていない。つまり、あまりたくさんの流星の飛ぶことはなさそうというわけである。

しかし、これはあくまで予想であって、何が起こるかわからないのが流星現象だ。とにかく注目してみる必要はありそうだ。この群には、明るく痕を残すものが含まれるので、数は少なくとも目にすることができれば印象に残るものとなることは確かだろう。

しし座流星群の放射点は、しし座の頭部を形づくる、いわゆる“ししの大鎌”の中ほどにあり、夜半過ぎには東の地平線から昇ってくる。満月過ぎの大きな月が夜空を明るく照らしだしているので、暗い星や流星は見にくくなってしまう。

出現期間は11月5日ごろから11月25日ごろまで続くが、ピークはやはり11月17日〜19日ごろで、特に19日が要注意だろう。来年2006年には1時間200個くらいのやや活発な出現があるとの予想も出されている。