2007年6月19日 冥王星が衝
昨年IAU総会の決議により惑星の定義から外され大注目を集めた冥王星が、6月19日、いて座とへび座(尾)の境界あたりで14等の明るさで衝となる。このあたりは夏の天の川の中なので、似たような明るさの微光星がたくさんあり、冥王星の姿をそれと確信するにはやや面倒かもしれない。一番確実な方法は移動を観測することだが、眼視で冥王星の姿を見るには口径30センチメートル以上の望遠鏡でないと難しく、なかなか大変だろう。惑星ではなくなったとはいえ、何も変わることなく太陽系をめぐり続けている冥王星の姿をとらえることに挑戦してみてほしい。
ステラナビゲータ Ver.8 で作成
(このページはアストロガイド星空年鑑2007の内容を元に作成しました)