2012年7月上旬 金星がヒヤデス星団を通過、木星も接近
ステラナビゲータで作成
《アニメーション》
《観察方法、ポイント》
- 方位と高度を確かめましょう。「星空ナビ」や「iステラ」、「スマートステラ」などのモバイルツールを使うと、電子コンパスや内蔵センサーによって金星や木星の方向までナビゲートしてくれるので便利です。
- 肉眼でもじゅうぶん楽しめますが、双眼鏡があると暗い星も見えるのでいっそう美しい光景となります。
アニメ中にもあるように、15日には「月とすばる」「月と木星」「金星と木星、アルデバラン(ヒヤデス星団)」がそれぞれ双眼鏡の同一視野内に見えます。
→ オンラインショップ「双眼鏡」
日の出1時間ほど前の東の空では2つの惑星、木星と金星が低く、しかしひときわ明るく輝いている。低い方の金星のあたりを双眼鏡で眺めると、すぐそばにおうし座の赤い1等星アルデバラン、そしてその周辺のヒヤデス星団の星々がちらばっているのが見える。10日には、金星とアルデバランが1度以内まで大接近する。
アルデバランはヒヤデス星団の中にあるように見えるが、約150光年先のヒヤデス星団に対しアルデバランは67光年とずっと手前にあり、実際には無関係の天体だ。
この解説は「アストロガイド 星空年鑑 2012」より抜粋しました。
「アストロガイド 星空年鑑 2012」は注目現象の見どころや毎月の星空のようすを写真とイラストで詳細に解説したムックです。2012年の星空を手軽に楽しめるビデオや、近く起こる天文現象を調べたりシミュレーションしたりできるパソコンソフトなどを収録したDVDが付属します。
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