2012年8月25日 海王星がみずがめ座で衝

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(説明図)
ステラナビゲータで作成

宵のころ南東の空にのぼる海王星が、8月25日にみずがめ座の方向でちょうど衝となる。太陽−地球−海王星がまっすぐに並び、一晩中見やすい位置にある時期だ。とはいえ、8等級近い明るさでは望遠鏡で青みがかった表面を見るのがやっとだ。

みずがめ座自体が暗い星ばかりなので、肉眼派はみずがめ座の大体の位置を確かめてみよう。まず、東の空に見えるペガススの四辺形の西の辺を南にのばしていくと、低いところに明るい1等星フォーマルハウトが見える。これは「みなみのうお座」の口にあたる部分で、みずがめ座から注がれる水を飲んでいるところだ。空が十分に暗いところでは、流れるような星の連なりを見ることができる。

その方向に「海王星」があるというとまるで「水つながり」のようだが、みずがめ座を東に少しずつ横切り、となりのうお座まで移るのは10年後のことになる。太陽系のはるかかなたの惑星は、星座を背景とした動きもとても小さい。

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この解説は「アストロガイド 星空年鑑 2012」より抜粋しました。

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