2012年9月28日 小惑星パラスがくじら座で衝
ステラナビゲータで作成
火星軌道と木星軌道の間の「小惑星帯」の中にあり、ケレス、ベスタ、ジュノーとともに「四大小惑星」とよばれるパラスが、くじら座の方向で衝となる。太陽−地球−パラスがまっすぐに並び、一晩中見やすい位置にある時期だ。
パラスは1802年に発見された小惑星番号2番の小惑星で、直径は約510km(平均)。8等級と暗いうえにそばに月齢12の月があり見づらいが、くじら座デネブカイトスからはねあがった尾の先にあるι星(3.6等)からわずか1度未満の近さなので、望遠鏡があればそれを目印に見てみよう。
この解説は「アストロガイド 星空年鑑 2012」より抜粋しました。
「アストロガイド 星空年鑑 2012」は注目現象の見どころや毎月の星空のようすを写真とイラストで詳細に解説したムックです。2012年の星空を手軽に楽しめるビデオや、近く起こる天文現象を調べたりシミュレーションしたりできるパソコンソフトなどを収録したDVDが付属します。
関連リンク
天文ソフトで現象を再現
-
美しい表示と豊富な機能を誇る、天文シミュレーションソフトの決定版
屋外でも手軽に使える便利なモバイルツール
観察方法や天体の解説、最新情報は雑誌やムックで
-
天文現象の最新情報やギャラリーなど
-
50のテーマで天体や宇宙を解説
-
天体観察の方法、器具の使い方をやさしく解説