2012年10月下旬 火星とアンタレスが接近
ステラナビゲータで作成
日没後の西の空の低いところで火星とさそり座のアンタレスがすぐそばに見えている。
最初は火星が右(西)側に位置しているが、日ごとに左(東)へ動いていき、21日には4度以内でもっとも接近する。日の入り後1時間で高度10度ほどなので、西の空がひらけた場所で「レッドバトル」を堪能しよう。「アンタレス」とは、「火星に対抗するもの」という意味だ。
18日には月齢3の細い月が火星の右(西)側に並ぶ。19日にはやや南東に高くなり、逆さにするとすこし不満気な顔を想像させる並びで、おもしろい光景になりそうだ。
この解説は「アストロガイド 星空年鑑 2012」より抜粋しました。
「アストロガイド 星空年鑑 2012」は注目現象の見どころや毎月の星空のようすを写真とイラストで詳細に解説したムックです。2012年の星空を手軽に楽しめるビデオや、近く起こる天文現象を調べたりシミュレーションしたりできるパソコンソフトなどを収録したDVDが付属します。
関連リンク
- 投稿画像ギャラリー: 2012年10月下旬 火星とアンタレスの接近
天文ソフトで現象を再現
-
美しい表示と豊富な機能を誇る、天文シミュレーションソフトの決定版
屋外でも手軽に使える便利なモバイルツール
観察方法や天体の解説、最新情報は雑誌やムックで
-
天文現象の最新情報やギャラリーなど
-
50のテーマで天体や宇宙を解説
-
天体観察の方法、器具の使い方をやさしく解説