2013年
春の星座は、南の空に大きく広がる「春の大三角」を手がかりにして見つけよう。しし座の2等星デネボラ、うしかい座の1等星・オレンジ色のアルクトゥールス、そしておとめ座の1等星・白いスピカだ。スピカからやや離れたところには、見ごろを迎えている土星が明るく輝いている。
北の空の高いところ、頭の真上近くには、北斗七星が見えている。ひしゃくの柄を伸ばしていくと、アルクトゥールスを通ってスピカに達する大きなカーブが描ける。この「春の大曲線」も、春の星座を見つける目印になる。りょうけん座、からす座、かんむり座など、周囲の星座も探してみよう。
今月オススメの天体現象は、下旬に夕空で見られる3惑星の集合だ。水星、金星、木星が、毎日並び方を変化させながら共演する。低空まで見晴らしのいいところで観察してみよう。
図は、15日の午後8時頃に、南に向かって見上げたときの星空です。
月初めは午後9時頃に、月末は午後7時頃に同じような星空になります。
- 5月
- パンスターズ彗星が一晩中見える
- 6日(月)
- みずがめ座η流星群が極大
- 10日(金)
- 金環日食(オーストラリア北部、中部太平洋)
- 12日(日)
- 細い月と木星が接近
- 下旬
- 水星、金星、木星が大接近
- 23日(木)
- 月と土星が接近
水星
上旬 | 中旬 | 下旬 | |
等級 | -1.4 | -2.1 | -0.9 |
視直径 | 5.1" | 5.1" | 5.7" |
星座 | おひつじ | おうし | おうし |
現象 |
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金星
上旬 | 中旬 | 下旬 | |
等級 | -3.9 | -3.9 | -3.9 |
視直径 | 9.8" | 10.0" | 10.1" |
星座 | おうし | おうし | おうし |
現象 |
火星
上旬 | 下旬 | |
等級 | 1.2 | 1.4 |
視直径 | 3.8" | 3.8" |
星座 | おひつじ | おうし |
現象 |
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木星
上旬 | 下旬 | |
等級 | -2.0 | -1.9 |
視直径 | 33.3" | 32.5" |
星座 | おうし | おうし |
現象 |
土星
上旬 | 下旬 | |
等級 | 0.2 | 0.2 |
視直径 | 18.8" | 18.5" |
星座 | てんびん | おとめ |
現象 |
天王星・海王星
天王星(中旬) | 海王星(中旬) | |
等級 | 5.9 | 7.9 |
視直径 | 3.4" | 2.2" |
星座 | うお | みずがめ |
現象 |
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