2014年7月13日 水星が西方最大離角

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(説明図)
ステラナビゲータで作成

明け方の東の空にひときわ輝く金星に続いて控えめに現れる水星が、7月13日に太陽からもっとも離れて西方最大離角となる。とはいえ、日の出45分前でも高度7度ほどとかなり低い。東の空のひらけたところで金星の下にある0等級の水星を双眼鏡で探してみよう。

地球の内側を公転する水星や金星は、太陽の反対側に来ることはないので、決して真夜中には見えない。空の中での位置が太陽から大きく離れることがなく、見える時は必ず日没後の西の空か、日の出前の東の空となる。

今回のように太陽から西側にもっとも離れるときを「西方最大離角」と呼び、この日の前後は日の出前に観測しやすい。反対に太陽から東側に離れる「東方最大離角」のときは、日没後の西の空で観測しやすくなる。

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