2014年9月22日 水星が東方最大離角
ステラナビゲータで作成
日没後の西の空低いところに見える水星が、9月22日に太陽からもっとも離れて東方最大離角となる。太陽から離れるとはいえ、日の入り45分後の高度は2度未満ととても低い。西の空がひらけている場所で探してみよう。双眼鏡があれば、すぐ右側におとめ座の1等星スピカが見えるかもしれない。
地球の内側を公転する水星や金星は、太陽の反対側に来ることはないので、決して真夜中には見えない。空の中での位置が太陽から大きく離れることがなく、見える時は必ず日没後の西の空か、日の出前の東の空となる。
今回のように太陽からもっとも東側に離れるときを「東方最大離角」と呼び、この日の前後は日没後に観測しやすい。反対に太陽から西側に離れる「西方最大離角」のときは、日の出前の東の空で観測しやすくなる。
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