小惑星による恒星食の予報 (7月)
【2001年7月1日 佐藤 勲 氏 ONM No.579 (2001.06.29)】
7月の小惑星による恒星の掩蔽予報を掲げます。
90点以上の現象は好条件、100点以上の現象は、高い割合で観測に成功しています。点数の高い現象ほど、改良予報のための位置観測や、現象の観測を優先的に行なって下さるようお願いします。1mas=0".001です。◎,○のついた現象は、新たな改良予報が出なくてもマークして下さるようお願いいたします。
- 17日のローデシアは、沖縄~台湾方面を通る見込みです。
- 23日のウルダは、東北南部、関東北部、北陸、中国地方を中心に通る見込みで、星が6等級と明るいので、北海道と南西諸島を除く全国に観測キャンペーンを張ります。月刊天文8月号に解説記事があります。
- 29日のウージェニアは、衛星のあることが発見されている小惑星で、本体による掩蔽帯は、沖縄~台湾を通る見込みですが、衛星による掩蔽帯は日本本土を通る可能性があるので、全国キャンペーンを張ります。もし衛星による掩蔽が観測されれば、世界初となります。ただ、衛星の直径は小さいので、宝クジを当てるような確率でしょう。月刊天文8月号に解説記事があります。
月 日 JST 小惑星 直径継続減光 恒星名 光度 赤経(J2000)赤緯 点 h m 番号 名前 km 秒 等 等 h m s o ' 数 7 19 24 13 1197 Rhodesia 47 7 6.5 TYC117800687 9.6 00 00 55 +16 23.7 87 ◎7 23 22 01 167 Urda 40 4 6.9 V4333 Sgr 6.1 19 36 26 -18 51.2 95 ◎7 29 22 05 45 Eugenia 215 21 1.1 TYC631200684 10.4 19 46 18 -16 01.7100 |
改良予報の掩蔽帯図を
に掲載しています。ここには、2001年の現象の改良予報も掲載されており、世界で最も早く改良予報が見られるサイトです。
さらなる改良予報が出た場合は、電子メールや電話、アストロアーツのホームページでも情報を流します。また、観測報告は、
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