金星が西方最大離角

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明け方の東の空に明けの明星として輝いている金星が、10月26日に西方最大離角となる。すぐそばには木星も見えている。

星図

明け方の東の空に見えている金星が、10月26日に太陽から最も離れて西方最大離角となる。未明の時間帯に昇り、日の出1時間前には高度30度と見やすい。マイナス4等の金星にマイナス2等の木星も寄り添い、夜明けを迎えた朝でもよく目立つだろう。

地球の内側を公転する水星や金星は、太陽の反対側に来ることはないので、決して真夜中には見えない。空の中での位置が太陽から大きく離れることがなく、見える時は必ず日没後の西の空か、日の出前の東の空となる。

今回のように太陽から西側に最も離れるときを「西方最大離角」と呼び、この日の前後は日の出前に観測しやすい。反対に太陽から東側に離れる「東方最大離角」のときは、日没後の西の空で観測しやすくなる。

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