【レポート】天文講習会「8月21日の皆既日食を撮る 日食撮影入門」を開催

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6月25日(日)、東京・池袋の池袋コミュニティ・カレッジで「8月21日の皆既日食を撮る 日食撮影入門」の講座を開催しました。

【2017年6月28日 アストロアーツ

「アストロアーツ天文講習会」はアストロアーツと池袋コミュニティ・カレッジ共同で不定期で開催している講座です。2017年度最初の講座は、8月21日のアメリカ横断皆既日食を観測に行く人を対象に、部分食やダイヤモンドリング、コロナなどを撮影するための機材や撮影方法について、天体写真家の塩田和生さんが解説しました。

ちょうど夏休みに比較的行きやすいアメリカ合衆国で起こる皆既日食とあって関心は高いようで、講習会には40人を超える受講者が集まりました。受講者には何度も日食観測をしている常連者のほか、今回が人生初の日食という方もおられました。多くの方は旅行会社のツアーを利用するようですが、なかには個人でレンタカーを借りて行かれる方も数名いらっしゃいました。

塩田さんはまず8月の皆既日食について紹介したあと、気軽に写せる日食風景写真、本影錐の移動、アクションカメラを使った自撮り動画撮影などに触れ、続いて受講者の多くが知りたい望遠鏡や望遠レンズを使ったコロナなどの拡大撮影について解説していきました。

日食撮影では、第2接触前後から第3接触終了までの約3分という短い時間にカメラの設定を変更しなければなりません。ここが日食撮影で多くの人が苦労、失敗するところです。講習の最後にはこの煩わしさを解消してくれる自動撮影方法について触れ、6月21日にダウンロード販売が始まったアストロアーツの「エクリプスナビゲータ3」のデモを行いました。設定さえ行えば皆既中はカメラを操作する必要がなく、日食撮影と観望の両方を楽しめるという点に受講者の多くが関心をもったようで、講習が終わったあとも塩田さんに「エクリプスナビゲータ3」の設定方法や使い方などを尋ねていました。


講習会はこの秋に画像処理の講座を行う予定です。開催日が決まったらアストロアーツのウェブサイトでお知らせします。

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