天体画像ギャラリー > 2009年 > ルーリン(鹿林)彗星(C/2007 N3)ギャラリー > 9
鹿が出てきそうな林で撮影しました.美しい名前の彗星ですね.
10×70mm双眼鏡で丸くぼんやり見えますが尾は確認できませんでした。
今まで望遠鏡や双眼鏡で観察できましたが、最近は肉眼でも見ることができる光度に成長してきました。しかしかろうじて見える程度です。
初観望です。肉眼でも確認でき、カメラのファインダーからも確認できました。
冬型の気圧配置が強まり透明度の良い空でした。
市街地でカブリがひどく、肉眼で彗星を確認できません。 画像処理を強めにして、グリーンに輝くルーリン彗星を撮影する事ができました。
強風でしたが、空の透明度は良好で光害の多い自宅からでも青緑色に光るコマと淡いダストの尾がかすかに写りました。
2日前には分からなかったイオンの尾が写ったようです。彗星は変化が激しくて面白いですね。
肉眼で確認できました。全光度は5等ぐらいでしょうか。18×50IS双眼鏡で観察したところ、東側のダストテイルが1度弱伸びているのがわかりましたが、西側のイオンテイルは見えませんでした。画像上でもイオンテイルは淡いですが、部分的にうねりがあるように見受けられます。
移動速度が速く、核追尾をすべきでした。黄砂の影響もあり透明度は今ひとつでしたが、最接近にむけてダストテイルが比較的良く写ってくれました。
肉眼では存在がやっとわかる程度、5cm7倍双眼鏡ではコマがしっかりわかりましたが、25cm70倍でも尾はみえませんでした。
カメラのファインダー越しでも、はっきり判るほど明るく大きくなりました。
光の洪水の底からですが、わずかな晴れ間からのぞいたルーリン彗星。春を告げるかのように東天から飛来して、春の星座の中を駆け抜ける姿と、ほのかな梅の香りが重なって感じられました。