天体画像ギャラリー > 2009年 > ルーリン(鹿林)彗星(C/2007 N3)ギャラリー > 20
(1枚目)双眼鏡では見えませんでしたが、写真では良く写ります。
(2枚目)過去に撮影した画像を、拡大率をそろえてまとめました。最接近後は、急激に小さく暗くなりましたね。
地球最接近から約20日後の鹿林彗星です。彗星は、ずいぶん暗く小さくなり、7×50のファインダでの確認は困難でした。しかし、望遠鏡で見ると、東南東方向に薄いながらも尾を確認することができました。
写真で見ると、約30'角の尾は健在のようです。この日は、NGC2392(エスキモー星雲)とのランデブーが見られました。
CCD光度は10.5等でした。23:20:00時点の位置は7h27m24.82s +21d24m26.0sと測定しました。視野が狭いので全体像は入りきっていません。
(1枚目)遅ればせながら、初めて空の暗いところで見ました。冬の銀河のど真ん中に入ってきており、35mm双眼鏡ではどれが彗星か確認できませんでした。7等級以下と思います。
(2枚目)後でエスキモー星雲が写っていることに気付きました。強風に悩まされながらの撮影でした。イプシロンのファーストライトのため、まだ光軸が追い込めていません。
まだまだ立派な姿です。バックもにぎやかな星空で撮影しがいがあります。
(1枚目)だいぶ小さくなりましたが、しっかり捉えることができました。天の川に近づきつつあるので星の数が以前と比較にならないくらい多いですね。
(2枚目)ふたご座から天の川まで広範囲に描写するとルーリン彗星も、もはや1つの点となりました。
2月末に比べて尾は短くなりましたが、まだありました。
ほぼ1ヶ月ぶりの撮影ですが、まだまだ明るく尾もしっかり写ります。
同架した60mmフィールドスコープで確認。NGC2420(左上と右中のエスキモーの間を通過中です。
60mmフィルドスコープで確認。30mm双眼鏡でも位置さえ解れば見えている様でした。
3週間ぶりの撮影、これから忙しくなり最後の対面となりそうです。
エスキモー星雲とルーリン彗星の色の対比が綺麗でした。
(1枚目)徐々に遠ざかりつつあるルーリン彗星です。光害地での撮影なら、月明かりがあっても大きな差にはなりませんが、彗星の南中前後に撮ったら月の出より前に撮影できました。まだダストテイルは良く写りますので、もうしばらく楽しめそうです。
(2枚目)3/14の夜には、ルーリン彗星はふたご座の中を移動中でした。彗星は右下側に写っていますが、その左上には散開星団NGC2420があり、彗星の右側の画面端にはエスキモー星雲が青っぽい恒星のように写っています。また、左上の端近くには、29P/シュワスマン・ワハマン第1彗星が写りました。ただ、ルーリン彗星よりも暗くて拡散しているので、わかりづらいと思います。
月の出直前になんとか撮影できました
ルーリン彗星も地心距離が1憶2千万Kmも離れ、だいぶ小さくなりましたが、賑やかな冬の銀河中を行く姿はまだ彗星らしさを保っています。
散開星団や惑星状星雲なども同一視野に入りました。