「銘菓プラネタリューム」、こんな名前のついたお菓子が存在していたとは知らなかった。このお菓子、意外にもその歴史は長く40年以上、そして、あの手塚治氏も喜んで食べたとか…。大阪市の千成一茶という菓子屋がつくっているもので、現在は千成一茶本店(大阪市都島区都島本通2-11-11)でしか手に入らない。
この「プラネタリューム」は、もともと同じ名前のクッキーとして、日本初のプラネタリウムが設置された旧大阪市立電気科学館で販売が開始され、現在のようなタイプのお菓子になったのは、昭和30年代から。
当時から変わっていないというプラネタリウムをデザインした箱の絵柄は、まったく古さを感じさせない。一方、銀色の包み紙にオレンジ色の帯がついた包装を開けてみると、中から出てきたのは、土星の模様がついたやわらかな生地のお菓子。中は白餡風?で、なかなか素朴な味わいとなっている。同封のしおりには、次のように記されている。
ミルク、卵、フレッシュバター、英国製最高の香料を使用し、 栄養価の高い優れたお菓子として緑茶にはもちろんコーヒー、 紅茶にもピッタリの特徴をもって居ります 宇宙時代の味 夜空の美しさ 星の様な輝き これが「プラネタリューム」です
ちなみに、「プラネタリューム」以外にも、「スターウエハース」や「スター・ボーロ」も販売されているので、大阪へ行く機会のある方は、”星好きならではの大阪土産”として購入してみてはいかがだろうか。