今年も七夕のシーズンがやってきた。コンビニやデパ地下などで七夕をテーマにしたお菓子が目につくようになってきた。さて、昨年紹介したキットカットの「星に願いを」バージョンが今年もお目見えした。味は去年と変わって人気のバナナ味、パッケージは袋入りで、個別包装にもしっかり、夏の星座が描かれている。キットカットのホームページ上から願いごとを投稿すると神社に奉納してもらえるしくみは昨年同様。その神社というのは、流れ星伝説のある岡山県美星町の星尾神社。星尾神社は別名「星の宮」とも呼ばれ、毎年七夕になると何万枚もの短冊が各地から届くのだそうだ。もちろん7月7日には七夕まつりも開催されている。
美星町といえば美星天文台もあり、星の郷として光害防止条例を布いて美しい星空を守っている。実はこの星空を守ろうとする地元の方々の精神や星とのかかわりの歴史は、700年から800年前からのものなのだ。美星町にはいくつかの流れ星伝説があって、たとえば、流れ星が空中で3つに分かれて落ち、落ちた3箇所のうちの1つが星尾神社だったとか、重病人が回復を祈っていたところ、「星と尾」の夢を見て、その後快方にむかったなど。中でも、1218年ごろ流れ星が落ちたために田や野原が焼けたにもかかわらず、この星を神の使いとして信仰したというのには、少々おどろかされた。
話をキットカットに戻そう。今年のキットカット「星に願いを」のホームページには、プラネタリウムが用意されており、夏の星座解説を見ることもできる。そのほかにも、毎週更新される12星座占いページや恋愛相談コーナーなどもある。ちなみにプラネタリウムの星空画像は、ステラナビゲータ Ver.8で再現したものでアストロアーツが提供したものだ。
そして、今年はキットカットに続いて、七夕限定コアラのマーチも登場した。中身はチョコレート味。パッケージには、互いにほほを染めて再会を喜ぶかのように笑みをうかべたひこぼしコアラとおりひめコアラ。そして、内ブタとパッケージを組み合わせて願いごとを書き込むと、特製「ささかざり」になるしかけ。なお、コアラのマーチの絵柄では、珍しい「まゆげコアラ」が入っていると幸せがおとずれるなどといわれている。あなたが開ける七夕限定パッケージの中に、ひこぼしとおりひめのコアラのマーチが入っていたら、七夕にむけて何かいいことがあるかも・・・。