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いて座新星 2007=V5558 Sagittarii
(2007年)4月15日朝は、06時55分に帰宅しました。空は曇っていました。自宅には犬ちゃんが待っていました。いつものとおり『お前、久しぶりだなぁ……』と話しながら、買っておいたコロッケと夜のご飯の残りのから揚げをあげました。その夜は23時45分に自宅を出て、どこにも寄らずオフィスには4月16日のちょうど深夜00時00分に出向いてきました。その夜のできごとです。00時35分に秦野の浅見敦夫氏より「透明度が悪くて彗星がなかなか写りません。今日もうす雲が退くのを待っていましたが、完全に曇ってしまいました。C/2007 E2は、やはり明るく測光できませんでした。測定にはステライメージVer.5を使用しています」というメイルとともに、氏が4月14日に行った彗星と小惑星の観測が届きます。『測光光度が暗い……。どれどれ……』と思って、氏の測光値を見ると、10.6等です。『何だ。今7等級だというのに、この光度は……』と思いながら、00時41分に氏に『こちらも、美星宛に送ったようにこの彗星を4月13日に観測しました。あの像を同じソフトで測ると8.3等です。測定範囲をもっと広げて、もう一度、光度のみ送りなおしてください』というメイルを送りました。その20分後の午前01時、水戸の櫻井幸夫氏より電話があります。いて座に新星状天体を発見したとのことです。詳しくはこれからメイルで送るとのことでした。
櫻井氏からの報告は、4月16日01時10分に届きます。そこには「2月のさそり座新星(2007年12月号参照)の際はたいへんお世話になり、ありがとうございました。さて、4月15日朝撮影した画像から、また新星らしき像を見つけましたので報告いたします。光度は10.3等です。撮影時刻は、4月15日03時38分と03時39分、Fuji FinePixS2 Pro+Nikon 180-mm f/2.8レンズで20秒露光で撮影した2枚の捜索フレームに写っています。直近の4月10日(極限等級11.4等)には写っていません。変光星・小惑星・IRAS天体についてはチェックしました。確認写真を撮らないうちに報告するのは心苦しいのですが、ご容赦ください」という発見報告とその出現位置(赤経α=18h10m18s.4、赤緯δ=−18゚46'51")が書かれてありました。同時に発見画像も送られてきました。櫻井氏は、すでに何個もの新星を発見している経験者ですので、このことを01時36分にダン(グリーン)に報告しました。そこには『Sakuraiから発見画像が届いているので、そのJPEG画像から位置を測定し、のちほど送る』ということをつけ加えておきました。
櫻井氏から送られてきた画像から、新星の出現位置を測定していた01時50分に上尾の門田健一氏から「夜半前まで雨が降っていました。現在は、どんよりと曇っています」と今夜の確認が難しいことが連絡されます。午前2時になって、新星の出現位置の測定が終わり、02時03分に『その位置(α=18h10m18s.47、−18゚46'52".0)、出現光度10.4等と、その出現位置から5".5離れたところに14.6等星、さらに6".1離れたところに12.3等と比較的明るい恒星がある』ことを書き添えて、ダンに送りました。
この夜は、各地の天候が悪いせいか、新星のこれ以上の情報は届きませんでした。しかし、門田氏からは、02時19分に氏が4月14日に行った彗星の観測、そして、浅見氏からは、02時29分に「アパチャー・サイズの取り方によって、等級はかなり変わってしまいます。どこまでコマが広がっているかは、特に透明度が悪い時には微妙です。強いて決めれば、C/2007 E2は、8.5等ということになります。なお、C/2007 E1も再測光しましたが、ほとんど変わりませんでした」という返答が届きます。そこで、氏には02時34分に『いいんじゃない……。コマは、眼に見えぬとこまで広がっているんですよ。これで、Asamiも光度観測の常連になれる。ほんまかいな?』というメイルを送っておきました。この夜は、櫻井氏の発見が中央局のウェッブ・サイト「未確認天体リスト」に入ったことを確かめて、06時55分に小雨の中、月刊誌へ送る星図をポストに投函し、帰宅しました。自宅には、また、犬ちゃんがいました。『お前。昨日いたのは、新星の発見があるって知っていたのか……』と話しながら、買っておいたハムとちくわをあげました。
その夜(4月16日)は、23時45分に自宅を出て、山越えしてコンビニで食料品を購入し、4月17日00時15分にオフィスに出向いてきました。01時36分に門田氏より4月14日に行われた96P/Machholz 1の観測が届きます。そこには「4月14日に観測した96Pの形状を追加で報告します。なお、昨夜は、位置を測定した時点で疲れて休みました。彗星は、視直径3'.0で集光は強くコマは明るいです。位置角339゚に長さ7'の広がった淡い尾、位置角306゚にやや明るい長さ5'.5の尾、そして位置角185゚に彗星側が広く先端が尖った長さ2'の尾が見られます。25-cm f/5.0反射+CCDで10秒露出×24枚のコンポジットした画像を測定しました」という報告が書かれてありました。氏のCCD全光度は8.3等でした。氏には、01時53分に『ありがとうございます。山本速報が届いたと思いますが、原稿を入れ替えたため、形状の表記を入れ忘れました。すみません』というお礼のメイルを送っておきました。午前03時になって、中央局のウェッブ・サイト「未確認天体リスト」を見た山形の板垣公一氏より「櫻井さんの新星ですが、別の観測者による発見前のそれらしき画像があります。これから送ります」と電話があります。その画像は、03時21分に届きます。測定してみると、位置がわずかに違います。そばにある12.3等の恒星と重なって測定したようです。一応、板垣氏には、この測定位置を連絡しておきました。04時22分のことです。この夜から4月18日までは全国的に天候が悪く、櫻井氏の新星の確認は、どこからも報告がありませんでした。4月19日朝も、天候は回復気味でしたが、帰宅時はまだ曇っていました。
その夜は、21時50分に自宅を出て、ジャスコで買い物をして、オフィスには22時20分に出向いてきました。この頃には、洲本の天候はようやく回復し始めていました。しかし、その夜4月20日01時41分に門田氏から「天候が不安定で曇天が続いています。晴れ間を期待して時々空をながめていますが今夜もダメそうです」というメイルが届きます。窓を開けて空を見ると快晴になっています。そこで『関東がダメならここで確認しよう』と急いで望遠鏡をセットして、洲本で確認観測を行うことにしました。02時05分〜06分に3枚目の画像を撮りました。しかし、私は、新星の確認観測にたけているわけではありません。そこで、熟練者である門田氏に画像を見てもらうことにしました。02時33分に『今、撮りました。ただし、私には良く判断できません。すみませんが見ていただけませんか。『天文ガイド』誌の原稿を朝06時までに送らなければいけないので、これ以上、時間が取れません。いや、それより判断ミスが心配で……。すみませんがよろしく。生の画像を送ります。ピントが良く出ていません。でも、出現位置は真ん中に入っています。1枚目はテストです。2枚目を見てください』というメイルをつけて画像を送付しました。そして、比較のために櫻井氏の発見画像を02時41分に送っておきました。念のため、新星と思われる星を測定しました。位置はα=18h10m18s.19、δ=−18゚46'51".0、光度が10.2等となります。出現位置、光度とも、櫻井氏のものに良く合っています。この結果を門田氏に02時47分に『たぶん、これになるのかなぁ……と思いますが、そばにある12.3等星が見えません。光度変化もないし……。ちょっと、観測に行きます』とこの夜に仕上げなければならない原稿があるにも関わらず、快晴のために再び観測に出かけ、02時52分にもう一度、新星を撮影した後、C/2007 E2に望遠鏡を向けました。そして、自動撮影にして03時20分にオフィスに一度戻ってきました。
すると、03時10分に門田氏から「慣れていない画像でしたので、手間取っていました。下方向が北でしたね。ちょっと測ってみたのですが、ほぼ同じ位置でした。その天体の像が北西に延びているように見えるので、一番近い星に重なっているのではないでしょうか? DSSの画像を添付します」というメイルが届いていました。氏が送ってくれた画像には、そばの2個の恒星がはっきりと写っていました。そして、03時11分には、板垣氏より「PNの観測です。DSSにはない星です」というメイルとともに02時52分に行われた氏の観測が届いていました。氏の測定した出現位置は、α=18h10m18s.27、δ=−18゚46'52".1と私の測定値に1"以内で合っています。その光度は9.8等でした。氏は、さらにそばにある12.3等の恒星も測定していました。さらに03時20分には、その画像も届いていました。焦点距離の長い氏の観測では、そばにある14.6等星、12.3等星をはっきりと分離できていました。門田氏からは03時21分に「一番近い星は暗いですね。位置角から判断すると、重なっているのは二番目に近い星ではないでしょうか?」というメイルが届きます。
これで、櫻井氏の発見した星は、新しい星であることがはっきりとしました。そこで、まず、03時25分に門田氏に『どうもありがとう。板垣さんからも報告が来ました。そちらのアドバイスを受けたということで中央局に報告します。しかし、赤くないよね……』というメイルを送りました。すると、03時34分に氏から「やはり、中野さんの画像から測定した位置は12等星の方向に引っ張られています。板垣さんの画像が届きました。さすが、分解能が1ランク違いますね」というメイルが届きます。新星の確認観測をダンに送ったのは03時49分でした。そこには『日本では、今夜まで曇りと雨天が続き、確認ができなかった』ということをつけ加え、これまでのできごとをすべて伝えておきました。そして、03時52分に門田氏に『今、報告しました。すごいよねぇ……、板垣さんの画像は……。くじけずに、さぁ、観測、観測……です。でも、天ガの原稿は、06時までに終わらないね。きっと……』というメイルを送り、再び、観測に出かけました。観測では、04時03分までC/2007 E2を観測して、続いて、96Pを自動撮影にして、オフィスに戻りました。
すると、04時14分に門田氏より「お忙しいところ、ご苦労さまでした。作業を終えて、空を見上げてみると上空だけ晴れ間がありました。でも、今回の天体は、こちらでもまったく分離ができなかったでしょう。中野さんのご指摘の通り、色が気になりますね。送っていただいた画像では、わずかにオレンジ色がかかっていましたが、赤味は見られませんので」とちょっと気がかりなことが書かれてありました。また、板垣氏からは04時16分に「あらためておはようございます。「さすが分解能が1ランク違いますね」については、大変ありがとうございます。山形はシーイングが良いのです。宮城、栃木ではいつもボケボケの画像でした。山形は、真冬でも風が吹かない地域なんです。それでは、おやすみなさい!」というメイルが届いていました。04時33分には、板垣氏の確認イメージをダンに送っておきました。ところが画像のファイル名に漢字が使用されているために、ダンから、それを見ることができない」と連絡があります。そのため、もう一度、画像を送っておきました。そして、望遠鏡をかたづけに出かけました。空は、すでに曇っていたために96Pの自動観測は04時26分で終っていました。オフィスに戻り、観測に疲れたので06時から07時半まで睡眠をとりました。
その間の06時23分には、ダンより「USNOだけでなく、今後はDSSの詳しいデータが欲しい」というメイルが届いていました。また、06時44分には、櫻井氏より「今回の発見につきましては、中野様をはじめ皆様には大変お世話になりました。ありがとうございました。仮眠をとっていて寝過ごしてしまい、お礼が遅くなってしまいました。申し訳ありません。今後ともよろしくお願いいたします」というメイルが届いていました。ダンには、07時24分に『ごめん。ごめん。観測に疲れ、眠っていた。96Pを観測したが、今夜は8.5等であった。しかし、近日点距離の小さいこの彗星がどうしてこんなに長く生きておれるのか……。星表の件は了解したが、DSSには星が見られないことはつけ加えたではないか。HICQ 2007がまだ届かないぞ……』という返信をしておきました。
この朝は、引き続き原稿を書くことにしました。そして、08時26分に編集部に『今、やっています。あと1時間くらいで送れると思います。もう少しお待ちください。なお、今後、このようなやり方はご遠慮してください(メイルには、すぐに対応してください)』というメイルを返しておきました。その間にダンは、09時05分到着のCBET 931で櫻井氏発見の新星を公表してくれました。そこには、いつもと違うタイトルがありました。とにかく、まず原稿を仕上げ、それを編集部に送付したのは10時27分のことでした。そして、10時24分ダンに『櫻井新星の公表をありがとう。でも、お前は、なぜ、タイトルにNEWを挿入した。これは今までになかったことだ。今まで原稿を書いていたが、帰りにHICQ 2007が着いていないか郵便局に寄ってみるつもりだ』というメイルを送りました。すると、ダンより「おっ…と、私もなぜNEWを挿入したかわからない。IAUCでは違ったタイトルとなるだろう。17部のHICQは船便で送ったが、航空便はまもなく着くだろう」というメイルが返ってきました。
その夜、4月21日00時37分に櫻井氏から「新天体発見情報No.107ならびにCBET 931をお送りいただきまして、ありがとうございます。また、昨朝は中野様みずから確認写真の撮影をしていただきまして、ありがとうございました。あらためましてお礼申し上げます。これでやっと安眠できます。連日何度も夜中に起きていたので、なんだか頭がぼんやりしています。それにしても、今回はなぜこんなに確認に時間がかかったのでしょう。国内は、天候が悪かったのでしかたないにせよ、諸外国の天文台はどうしていたのでしょうか。不思議でなりません。報告から3日目には、もしかしたらデジカメの画像トラブルではないだろうかと真剣に思っていました。確認されて本当によかったです。今後もまたお手数をかけることがあるかと思いますが、どうかよろしくお願いいたします」という礼状が届いていました。そして、それから3時間半ほどが経過した05時03分到着のIAUC 8832でも、この新星の出現が公表されました。なお、この新星は、2007年7月11日に6.6等まで明るくなったことが報告されています。発見当時、その色が赤くなかったのは、これから新星になるという前兆だったのかもしれません。
超新星 2007cd in NGC 5174
4月27日夜は、ジャスコで買い物をして22時50分にオフィスに出向いてきました。その夜のできごとです。山形の板垣公一氏から「系外銀河NGC 5174に超新星を見つけた」と電話があります。氏から発見報告を待っていると、そのメイルは、4月28日00時30分に届きます。そこには「2007年4月27日23時29分におとめ座にある系外銀河NGC 5174を60-cm f/5.7反射望遠鏡+CCDで撮影した10枚以上の捜索フレーム上に17.5等の超新星を発見しました。最近では、2月26日と4月12日夜にも、この銀河を捜索しています。しかし、その夜の捜索フレーム上の出現位置に19.0等級より明るい星は見られません。また、過去の多数の捜索フレーム上にも、その姿が見られません。なお、1時間の追跡では移動は認められません」という報告とその出現位置と銀河核の中心位置が掲げられていました。氏の報告は、00時44分にダンに連絡しました。そして、00時48分に板垣氏に『発見フレームの露出時間がありませんでした。大して重要なことでないので、そのまま、送りました。なお、携帯に電話しましたが、出ませんでした』というメイルを送りました。すると、氏よりすぐ「露光時間は15秒である」と電話があります。そのため、そのことを00時56分にダンに伝えました。
01時01分、上尾の門田健一氏より「こちらは薄曇です。月が濁った黄色で17等級は無理そうな空です」という連絡があります。どうも、今夜の確認は無理そうです。しかし、門田氏からは、その前日、05時15分に2007年4月18日JSTに発見された新彗星C/2007 H1の日本での初観測となる4月26日の観測が報告されていました。そこで、28日05時28分にこの彗星の新たな改良軌道をOAA/CSのEMESで伝えました。氏の報告後、1日遅れのことでした。『門田さん。申し訳ありません』です。この日の朝は06時35分に帰宅しました。また、犬ちゃんが待っていました。『おいお前、2週間ぶりだなぁ……。でも、発見があった朝になぜお前が現れるのだい』と話しながら、買っておいたコロッケをあげました。すると、犬ちゃんは、買い物袋の中に顔を入れ、何かを探し始めます。『そうか。あの野菜入りの天ぷら(関西で言う)を探しているのか……。ごめんね。忘れてしまった。お前、あれに目がないもんねぇ……』とあやまりました。
その夜(4月28日)は、予報では晴れということで『観測…、観測……』と思いながら久しぶりに早起きをして、郵便局に出かけ、地元のスーパで今夜のお弁当を買って、20時20分にオフィスに出向きました。春祭りのせいか、道路が込んでいました。途中でだんじり2台にも出会いました。そして、21時から観測開始です。C/2006 E1とC/2006 V1を撮ったところで22時です。いったんオフィスに戻ると、22時01分に板垣氏より「こんばんは。透明度が悪く、しかも月が近くにあり写りが悪いです。しかし、昨夜のPSNは確実に存在します。20枚ほど撮影しました」というメイルが届きます。氏の光度は17.6等でした。氏の第2夜目の確認を22時11分にダンに報告して、食料品を買いにジャスコに出かけました。22時50分に戻ってくると、氏から22時20分に「拝見しました。ありがとうございます」というメイルが届いていました。そして、先ほど撮影した2つの彗星の位置を測定したあと、23時50分から再び観測です。C/2007 G1、C/2007 E2、C/2005 L3、再びC/2007 E2、C/2006 L2に望遠鏡を向けました。明け方近くになって96Pを撮影し、念のため、低空にあるC/2006 M4を撮り、薄明となった04時15分に観測を終了しました。
観測の途中の午前1時過ぎにオフィスに引き返すと、板垣氏の第2夜目の確認観測を送った2時間後の4月29日00時05分に氏の発見を告げるCBET 950が早々と届いていました。それを見た板垣氏から00時14分に「お陰さまで、SN 2007cd になりました。運が良すぎて気持ちが悪いです。この反動が来ないように、公私ともに気を締めて生活したいと思います。今夜は、なぜか、めまいがしますので早く寝ます。今後ともよろしくご指導をお願い致します」というメイル、さらに門田氏から00時37分に「CBETで公表されましたね。おめでとうございます。25-cm反射で、今夜23時半過ぎに狙ってみたのですが、月明かりで写りが悪く、判別できませんでした」というメイルが届いていました。そこで両氏には、01時16分に『観測中です。今日は、透明度が良いよね。月のない夜にこれくらい晴れてくれれば良いのに、まったく……。C/2007 E1などを撮って、今、C/2007 E2に来ました。板垣さん。めまいがするとのことですが、十分に休養をとってください』という返信を送っておきました。
この夜の朝は、久しぶりの快晴の空の下、07時05分に帰宅しました。すると、3階の通路をうろちょろする犬ちゃんを見つけ、エレベータを止めました。「わん。わん。わ〜〜ん」と全館に聞こえそうな大声で叫んでうれしそうにやってきました。そこで、『おい。今日は、大好きな天ぷらを買っておいたよ』と話しながら、二人でそれを食べました。なお、板垣氏は、これで31個目の超新星を発見したことになり、氏が持つ日本での超新星最多発見数をさらに更新しました。次号では、新天体発見情報は2007年7月の発見まで進みます。