月時計の機能
メイン画面
「月時計」を起動すると、画面の中央にその日の月の形や月の満ち欠けをしめす月齢が表示されます。
画面の下部には、太陽の出没時刻、月の出没時刻、太陽や月が真南に来る時計である南中時刻と、地方恒星時(※1)が表示されます。
- ※1 地方恒星時
- 星空を見上げると、星ぼしの個別の距離感は感じられず、ちょうどプラネタリウムのように大きな球面の内側に星ぼしが貼り付けられているように感じますが、この仮想的な球体を「天球」といいます。「恒星時」は、太陽でなく天球を基準とした時間の単位で、恒星時の値は観測地の経度によって異なります。各観測地点における恒星時のことを「地方恒星時」と呼びます。
出没画面
日出前、日没後の薄明かりがある時間帯、薄明の開始・終了時刻の表示では、天文薄明(※2)と航海薄明(※3)、市民薄明(※4)の時刻を表示します。
また、水星から海王星までの各惑星の出没と南中時刻を表示。天体観察をするときに役立ちます。
- ※2 天文薄明
- 太陽の中心が地平線下18度になったときを天文薄明といいます。この時刻以後(日の出前では、この時刻以前)は太陽の散乱光の影響がなくなり、天体観測などを行うのに適した暗夜となります。
- ※3 航海薄明
- 太陽の中心が地平線下12度になったときを航海薄明といいます。この時刻では水平線は見えません。水平線を基準にした測定が必要なときは、この時刻前(日の出前では、この時刻以後)に行う必要があります。
- ※4 市民薄明
- 太陽の中心が地平線下6度になったときを市民薄明といいます。このときには、もっとも明るい星が見えて、地平線もはっきりと見分けられます。