[日食情報]現地レポート第1弾日食を控えた各地のようす
【1999年8月10日 日食情報】
ヨーロッパ−西アジアの皆既日食もいよいよ明日に迫った。スカイウオッチャー・アストロアーツでは、スタッフが協賛日食ツアーに天文インストラクターとして同行している。各地に散らばったスタッフも現地入りし、レポートが入りはじめたので紹介しよう。
【1999年8月10日 トルコ バーデレ発 上山特派員】
日食を明後日に控えたトルコで、日食関連グッズを探してみた。
まずは、国際都市イスタンブール。空港で日食観測のハンドブックを発見。値段は50万トルコリラ、缶コーラ一本と同じ値段だ。本の中では日食の原理や観測方法などが詳しく紹介してある。
総28ページにトルコ語で、日食の原理をはじめとして、日食の観測方法や露出表など一通りの事が網羅されている
トルコの東方、皆既帯に近い地方都市ディアルバルクでは、空港に日食特設カウンターが設けられ、日食観測に訪れた人々に観測に適した場所などの案内を行なっている。一日の便が5本程度という軍民共用のローカル空港だが、日食のポスターや観光案内など世紀のイベントにむけた意気込みが感じられる。なお、ポスターの中心にあるのは、現地特産のスイカだ。ここでは20kg以上にもなる巨大なスイカが名産で、それを日食ポスターの図案にしたろことがとても面白い。
ディアルバルク空港に設けられた特設カウンター。どこで日食が見れるかなどの情報を親切に教えてくれる。日食当日は当然スタッフも日食を見に行くそうだ。ポスターのスイカが目を引く。
通常の観光案内に加え、日食観測のパンフレットや、観測ポイントの地図を配られている。
【1999年8月10日 フランス ランス発 川村特派員】
フランスのランス入りした川村特派員からは以下のような報告が届いた。
「ランス到着
天候悪し
日食当日の天候も五分五分というところ
結果を待て!」
この他の情報からも、ヨーロッパ方面の天候は思わしくないようだ。
現地入りしたスタッフは、はたして日食を見ることができるか!? アストロアーツでは、今回の8月11日皆既日食について、各種情報や現地からのレポートを今後も随時取り上げる予定だ。
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