ミールでの映画撮影が中止に
【2000年3月17日 SpaceViews (2000/3/16)】
ロシア人俳優Vladimir Steklov氏が4月4日の打ち上げで本物の宇宙ステーションであるミールに向かい、そこで映画撮影を行う予定になっていたが、映画制作会社が要求の金額全てを支払うことができなかったため、中止になった。
要求の金額は明らかにされていないが、過去の例をふまえると少なくとも一千万ドル程度であると考えられる。
4月4日の打ち上げではSteklov氏を含む3人がミールに向かうことになっていた。Steklov氏はメンバーから外れたが、他の2人は予定通りミールに向かい、宇宙ステーションの状態チェック等を行う。この打ち上げにかかる費用は全てミールコープ社により賄われており、初の100%民間ベースの有人宇宙飛行となる。
ミールコープ社によると、9月に予定している次の打ち上げでは宇宙旅行者をメンバーに含む可能性があるそうだ。数人の人物が宇宙旅行に対し多大な興味を示しており、さらに、何千万ドルにも達する費用の支払能力もあるという。
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