アトランティス号はさらなる延期なしの見込み
【2000年4月11日 FLORIDA TODAY Space Online (2000/4/11)】
スペースシャトル・アトランティス号は、国際宇宙ステーションのメンテナンスを行うフライト(STS-101)へ向けて打ち上げの準備中である。先週新たに着陸に関わる問題が発見されたが、NASAは本日11日、すでに発射台上に設置されたアトランティス号の修理を開始する。修理を発射台上で行うことにより、4月24日の打ち上げ予定に遅れは出ない見込み。
問題の装置は、着陸用の方向舵の油圧駆動装置だが、この装置の交換が発射台上で行われるのは今回がはじめて。エンジニアたちは、今週木曜日には交換が完了し、今週末までには交換後の機器のテストも完了すると見込んでいる。もし何らかの理由で交換がうまくいかない場合、アトランティス号を再び格納庫に運んでから再度交換を試みることになり、その場合打ち上げは5月までずれ込んでしまう。
なお、今回はこの装置の予備がなかったため、交換用の装置はスペースシャトル・コロンビア号から外されたものが使用される。コロンビア号は現在ボーイング社の工場内にあり、大規模なオーバーホール(解体整備)中だ。
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