映画『ミッション・トゥ・マーズ』5月27日より公開開始!

【2000年5月19日】

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people in cockpit

three people and Mars

火星、それは古来より人類がもっとも注目していた惑星だろう。

ローウェルの運河や火星隕石中の化石など科学的な論争から、火星人や人面岩などトンデモ系の話までネタが尽きない。

そんな火星を舞台にして、全米No1ヒットを飾った映画『ミッション・トゥ・マーズ』が、5月27日より全国東宝洋画系にてロードショー公開される。監督は『ミッション・インポッシブル』のブライアン・デ・パルマだ。

西暦2020年、アメリカは人類史上初めて火星に4人の宇宙飛行士を送り込むことに成功。 クルーは精力的に探査活動を続け、驚くべく発見が次つぎと報告される。

ところが、順調だったかに見えた火星探査も、着陸から5か月後、原因不明の事故で3名のクルーが死亡、最後のクルーの謎のメッセージを最後に一切の交信が途絶えてしまう。

いったい彼らに何が起こったのか?

原因究明のため、新たなるクルーが火星に送り込まれるが、彼らを待ちうけていたのは想像も絶する驚くべく人類の真実であった……。

火星探検クルーの愛と勇気の物語り、壮大なスペクタクルシーン、そして大きな謎と娯楽映画の要素のすべてをつめ込んだこの『ミッション・トゥ・マーズ』は、NASAの全面協力のもとに製作された。

宇宙服から宇宙船、宇宙ステーション、そして火星の景観までじつに緻密な考証の末に作られた映像が繰り広げられる。

現実の火星への人類探査計画も遅れはあるものの着々と進められており、その成果がこの映画にも活かされているということらしい。

一足先に映画で火星探査を擬似体験することで、NASAにとって有人宇宙探査への国民の理解を深めるとともに予算の獲得に有利なることも考えてのことだろう。

それだけでも「宇宙ファン」にとっては充分かもしれないが、この映画はさらに壮大なSFテーマが繰り広げられていく。

どんな展開かは書くの野暮というもので、ぜひ映画感でセンス・オブ・ワンダーの感涙の浸って欲しい。

なお、映画公開を記念して、インターネット上で“火星移住計画”というイベントが開催されている。さまざまなイベント情報のほかにチャットや火星旅行のバーチャル体験などもできるので、こちらもアクセスしてみてはどうだろうか。

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