デジカメで写ったイリジウム衛星
【2000年7月4日】
衛星携帯電話でおなじみのイリジウム衛星のフレア現象を東京・新宿で撮影してみた。フレアとは、高い反射率のアンテナが太陽光を反射し、強烈な輝きを放つ現象だ。
撮影方法は、デジタルカメラを三脚に固定し、ピント位置∞(無限遠)、露出時間2秒に設定して衛星が通過するのを待ち構えてシャッターを切るという簡単な方法。2秒間に衛星の軌跡が線となって写り、さらに明るさの変化を捉えている。近くに写っている恒星はこと座べガ(0等級)で、この近くを通過したとき、衛星はマイナス4等級ほどまで明るくなった。
イリジウム衛星のフレア現象は予報されており、デジタルカメラで手軽にねらえる撮影対象であることがわかる。
【撮影データ】
使用カメラ :ニコンCOOLPIX990 露出モード :マニュアル シャッター速度 :2秒 絞り :F2.5 画質モード :FINE 撮影者 :大川拓也 撮影場所 :東京都新宿区(アストロアーツ社屋上) (画像はホームページ用に加工してあります。)
<イリジウム衛星のフレア予報>
- Heavens-Above
Main PageからEdit locationで観察地点を設定し、Iridium Flaresを選択すると予報をみることができます。