すばる望遠鏡のHDSがファーストライト
【2000年7月4日 すばる望遠鏡 (2000/7/1)】
ハワイ・マウナケア山頂のすばる望遠鏡(国立天文台・ハワイ観測所)の高分散分光器HDSがファーストライト(初観測)を迎えた。HDSは、可視光で10万分の1の波長差を識別できる装置。古い星の元素組成を調べて宇宙における元素の進化を研究したり、クエーサーの吸収線を調べて銀河間ガスの組成や物理状態を調べる研究に用いられる。重さが6トンもあり、すばる望遠鏡の2つのナスミス焦点の片方(可視光)に常設される。