全天赤外観測計画による画像の公開が進む
【2000年7月18日 NASA RELEASE: 00-108】
アメリカ航空宇宙局(NASA)ならびにアメリカ科学財団(NSF)の出資による、「2ミクロン全天観測(Two-Micron All Sky Survey; 2MASS)」で撮影された画像の公開が進められている。
2MASSは南半球・北半球に各1基ずつ設置された、口径1.3メートルの自動制御の赤外線望遠鏡により全天を撮影し、Web上で閲覧可能な画像データベースを構築しようという計画だ。1997年から行なわれており、2001年には全天の撮影が完了する予定。その後2003年までにはデータの整理と公開が完了する。
マサチューセッツ大学が望遠鏡とカメラの開発、NASAのジェット推進研究所(JPL)とカリフォルニア工科大学が運用、そして赤外線処理分析センター(Infrared Processing and Analysis Center; IPAC)が撮影された画像の処理と整理をそれぞれ担当している。
これまでに190万枚の画像が公開されており、50万個の銀河と1億6200万個の星が写し撮られている。データ量は総計4テラバイトで、これは6千枚のCD-ROMに相当する。
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