「クラスター2」衛星、全機打ち上げ完了

【2000年8月11日 ESA Press Release Nー 52-2000 (2000/8/9)】

8月9日、2基の「クラスター2」衛星を積載したソユーズ・ロケット(Fregat上段ユニット搭載型)が、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられた。7月16日にも同型のソユーズ・ロケットにより2基の「クラスター2」の打ち上げに成功しており、これで4基すべての「クラスター2」が軌道に上がったことになる。

ヨーロッパ宇宙機間(ESA)の「クラスター2」は、太陽から放出された粒子が地球磁気圏に与える影響を観測する科学衛星。4基を連動させることにより、3次元での観測が可能。

今回打ち上げられた2基は、来週にも7月に打ち上げられた2基と合流する予定。4基の合流後、3か月かけて機器のテストと調整が行なわれ、12月からは本格運用が開始される。ミッションは、2年間の予定だ。