カッシーニがとらえた木星の自転
【2000年11月9日 JPL Picture Archive (2000.11.6)】
NASAは、ヨーロッパ宇宙機関(ESA)との共同による土星探査機「カッシーニ」による木星の自転のようすをとらえた画像を公開した。
木星の自転は地球の倍以上の角速度で、その1周期はおよそ10時間である。カッシーニが10月22日〜23日にかけて撮影したこの9コマは、木星の自転のおよそ1.5周分をとらえたものだ。
カッシーニは現在、木星の巨大な重力を利用したスイングバイ航法により土星へ向かう加速を得るため、木星に接近しつつある。12月30日に最接近し、このときにはカッシーニは木星に1000万kmまで接近する。この際は1995年末から木星系を探査中のNASAの木星探査機「ガリレオ」との共同による木星系観測が実現する。
Image credits: NASA / JPL / University of Arizona
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