月および火星起源の隕石が新たに見つかった

【2001年4月10日 BBC NEWS (2001.04.09)

アフリカ北西部に落下した隕石の中から、新たに月起源および火星起源の隕石が各1個見つかった。これまでに地球全体で22,000個ほどの隕石が見つかっているが、月起源や火星起源のものはひじょうに希少で、今回の発見されたもので月起源の隕石は15個目、火星起源の隕石は17個目となった。

月起源のものは、質量約1キログラムで、これまで発見された月起源のもののなかでは2番目に大きい。2001年1月にモロッコで買い取られたものだが、2000年中にアルジェリア付近で発見されたものだと考えられている。

火星起源のものは、ずっと小さく、質量はわずか28グラムほど。これは、2000年11月にモロッコで発見された。