H-IIA ロケット 打ち上げ成功、DASH 衛星の分離は困難
【2002 年 2 月 5 日 アストロアーツ】2 月 6 日更新
国産ロケット H-IIA は 4 日 11 時 45 分、鹿児島県の種子島宇宙センターから無事に打ち上げられた。
しかし、搭載されていた 2 機の衛星のうち「DASH」と呼ばれる実験機の分離に失敗。今日 5 日も地上からの指令による分離を試みたがうまくいかなかったもよう。関係者は「打ち上げは成功と言えるだろう。衛星の分離は今後も試みる」とコメントしている。詳細については各報道発表などを参照のこと。
(2 月 6 日更新分)
分離に失敗していた「DASH」について、地上からの指令も失敗し、分離の手段がないため、予定されていた大気圏再突入実験は中止されると発表された。
一方、民生部品実証衛星「つばさ」(MDS-1)については、太陽電池パネルを開いたり磁力計マストを伸ばしたりして予定通り初期作業を完了。15 日から実験開始の予定とのことだ。