ハッブル宇宙望遠鏡、新しいカメラの取り付け完了
【2002年3月8日 NASA Shuttle Status Report】
先月20日のニュース「ハッブル望遠鏡、新しいカメラを搭載予定」でもお伝えしたが、1日に打ち上げられたスペースシャトル「コロンビア」の乗員によって行われた「サービンシング・ミッション3B」の作業で、ハッブル宇宙望遠鏡に新しく「掃天観測用高性能カメラ(Advanced Camera for Surveys)」が取り付けられた。
ミッション3Bでは、望遠鏡の電源パネルの交換やNICMOS(近赤外カメラおよび多天体分光器)の機能回復のための補助装置の取り付けなどの作業も行われた。ミッションのマルチメディアギャラリーのページで、取り付け作業の風景の写真や動画などが見られる。
この作業を行っていたスペースシャトルの画像を地上から撮影した写真を、沖縄県の田子十兵衛さんから送っていただいたので紹介しよう。
- 撮影者:
- 田子 十兵衛
- 撮影日時:
- 2002年3月8日 6時03分〜07分、天頂付近通過時に撮影(高度80度)
- 撮影地:
- 沖縄県
- 撮影機材等:
- C8直焦点(2032mm F10)、WAT-N100(事前に月面で露出・ピントを調整決定する)、日立 VM-H720 Hi8 録画、自宅PCに、VA1000キャプチャカードより取り込み
- 画像処理:
- ULEAD ビデオスタジオ4.0、WORD、フォトショップ5.0.1
- ●撮影者コメント:
- 仕上がりを観る限り、シャトルとHSTが重なるように写っているようです。が、完全に形を捉えたかは、確実ではありません。が、画像細部を観る限り、衛星の細かな形状が見えるようです。