【投稿画像集】2002年のふたご座流星群

【2002年12月16日 アストロアーツ】2003年1月16日更新

りゅう座ι流星群、ペルセウス座流星群と並び三大流星群の一つとされるふたご座流星群が、今年も予想通り14日早朝に活動の極大をむかえたようだ。日本流星研究会の速報では、14日のZHR(1時間あたりの流星出現数の目安となる数字)は130と報告されており、三大流星群にふさわしい活動を見せてくれたといえるだろう。

以下、皆様からお送りいただいた流星の写真を紹介しよう。


(アストロアーツ 大熊正美撮影のふたご座流星群の流星の写真)

(こちらはrm形式の動画です。1分40秒、サイズ 4MB)
撮影者:
アストロアーツ 大熊 正美
撮影日時:
2002年12月14日23時〜15日3時
撮影地:
東京・原宿
撮影機材等:
ワテック Neputune100N + CBC6mmF0.8(対角68.5°)、ソニー DCR-TRV20、固定撮影
比較的明るい流星だけをピックアップして編集、音楽:Orange Pocket Co.,Ltd.
空の状態:
肉眼で3等星が見える程度、かすかにモヤあり、時々雲が通過

(関口孝志氏撮影のふたご座流星群の流星の写真 1) (関口孝志氏撮影のふたご座流星群の流星の写真 2) (関口孝志氏撮影のふたご座流星群の流星の写真 3) (関口孝志氏撮影のふたご座流星群の流星の写真 4) (関口孝志氏撮影のふたご座流星群の流星の動画 1) (関口孝志氏撮影のふたご座流星群の流星の動画 2)

(5枚目と6枚目はmpg形式の動画です)
タイトル:
「ふたご座流星群の火球2つと短痕とビデオダイジェスト」
撮影者:
関口 孝志
撮影日時:
(1、2枚目)2002年12月15日 1時59分04秒
(3枚目)2時54分11秒
(4枚目)2002年12月14日 22時11分〜17分
撮影地:
埼玉県川越市
撮影機材等:
I・I + ビクセン BO5-3M等(レンズ28mm F1.8開放)、R64フィルター、8mmビデオテープで録画、ビデオキャプチャーして画像に変換
備考:
空の状態:快晴、最微等5.5等
1、2枚目は-3等の火球とその痕、3枚目は-2等、4枚目は0等と1等
●撮影者コメント:
13/14日は、1時50分から20分間は、暗い流星の突発がありました。20分間で43個で、1秒間に2個が4回ありました。全体的には、数が多いですが、暗い流星が多かったです。火球は、-2等が1個でした。
14/15日は、2時16分に1分間で6個が最高でした。1分間に3〜5個の出現が何回かありました。同時に明るいのも出現していました。時々5分間程度全く出現していない時もありました。3時31分22秒の-3等が黄色からエメラルドグリーンに変化してスネークラインが見られました。ビデオでは、14/15日の22時台から23時台に結構明るいのが写りました。他の時間帯は、天頂付近のためか短いくらい流星が多く、火球は、-3等が1個のみでした。1等以上は、殆ど短痕が見られました。
関口さんのウェブサイトには他の写真や動画もアップされています。)

(横田富美夫氏撮影のふたご座流星群の流星の写真)

タイトル:
「ふたご座流星群と北斗七星」
撮影者:
横田 富美夫
撮影日時:
2002年12月15日 0時56分、露出 10分
撮影地:
岡山県吉永町 八塔寺
撮影機材等:
ペンタックス 67(55mm F4開放)、フジ プロビア400F
空の状態:
快晴だったが、西に沈みかけた月が出ていた
●撮影者コメント:
いつもならオリオン座付近を狙うのですが、月があったので北斗七星方面にしました。若干明るかったので景色も少し見えています。13コマしか撮れなかったのですが、幸いにも1本写すことができました。

(ふじいひろあき氏撮影のふたご座流星群の流星の写真)

撮影者:
ふじい ひろあき
撮影日時:
2002年12月15日 1時44分、露出 7分
撮影地:
大阪府堺市
撮影機材等:
35mm、フジカラー SP800、Photoshopにて画像処理
空の状態:
最微星4.5等星程度、かすかにモヤあり、時々雲が通過
●撮影者コメント:
12月13日から15日にかけてふたご群の観測をしました。13日〜14日 和歌山県野上町…(T_T)雪。15日AM1時〜6時 大阪府堺市…(^∇^)
AM2時35分〜3時35分の1時間に36個のの出現がありました。明るく短痕を残すものが多かったです。瞬間的に2、3個の出現もありました。先月のしし座群より楽しめました。

(橋口清氏撮影のふたご座流星群の流星の写真)

タイトル:
「カノープスとふたご座群流星」
撮影者:
橋口 清
撮影日時:
2002年12月15日 1時8分、露出 60秒
撮影地:
奈良県山添村 神野山
撮影機材等:
CASIO QV3500EX(33mm相当、F2、ISO 500)、Photoshopにて画像処理
●撮影者コメント:
当日は透明度も良くてカノープスも良く見え待ち構えたところに流星が飛び込んでくれました。

(合田芳彦氏撮影のふたご座流星群の流星の写真)

撮影者:
合田 芳彦
撮影日時:
2002年12月14日 21時58分58秒、露出 20秒
撮影地:
埼玉県大滝村
撮影機材等:
CANON EOSD60、SIGMA 28mm F1.8→2.2、ISO 800
●撮影者コメント:
インターバル撮影を行いました。夕方から明け方まで見ていましたが、多く流れる時と流れない時と波がある様に感じました。この写真を撮影した22時頃は良く流れていました。

(茂木弘光氏撮影のふたご座流星群の流星の写真)

タイトル:
「ふたご座α(カストル)付近からの流星」
撮影者:
茂木 弘光
撮影日時:
2002年12月15日 3時24分と5時29分の合成、露出 30秒
撮影地:
群馬県太田市
撮影機材等:
ビットラン BJ-32L 冷却CCDカメラ + 16mm F2.8開放(35mm換算で90mm相当)、2×2ビニング、-15度に冷却、フィルターなし
●撮影者コメント:
月が沈んだ3時から撮影開始、30秒露光で自動撮影をしてみましたが、薄明までの約300コマ中写っていたのが2コマだけでしたので合成写真にしてみました。小さい2個の流星ですが、流れ出した方向をたどると放射点が分かりますね。

(神田聡氏撮影のふたご座流星群の流星の写真)

タイトル:
「伊那谷に沈む星座たちと流星」
撮影者:
神田 聡
撮影日時:
2002年12月15日 3時7分、露出 15分
撮影地:
長野県大鹿村
撮影機材等:
Nikon NewFM2、AiAFNikkor 20mm F2.8→4、フジカラー SUPERIA1600
●撮影者コメント:
露出開始直後にあたりが明るくなるほどの火球がありましたが、データを車の中でメモしていたため、見ることができませんでした。この写真に写っているのが恐らくその火球だと思います。

(田村竜一氏撮影のふたご座流星群の流星の写真)

撮影者:
田村 竜一
撮影日時:
2002年12月15日 3時25分、露出 5分
撮影地:
兵庫県神崎郡 峰山高原
撮影機材等:
ミノルタ SRT101、対角魚眼レンズ 16mm F2.8開放、フジカラー 1600
●撮影者コメント:
2002年12月14日から15日にかけてふたご群の観測をしました。25時30分から26時30分の1時間に57個のふたご群。前半の30分間は、月明かりがあるのに毎分1から2個の出現。瞬間的なHRは、10分間に15個の出現(HR=90)。ZHRは100をこえていると思われます。2001年11月18日のしし群の24時頃のようでした。地味なイメージのふたご群ですが、明るく痕を残すものが多く、-2度の気温を忘れるほどの大出現でした。
流星付近をトリミングした画像。流星の明るさは0等級)

(米山誠一氏撮影のふたご座流星群の流星の写真)

タイトル:
「かみのけ座を流れるふたご座流星群」
撮影者:
米山 誠一
撮影日時:
2002年12月14日 3時32分30秒、露出 10秒
撮影地:
神奈川県横浜市金沢区
撮影機材等:
フジ FinePix S2 Pro、ニコン 24mm F2 開放、ISO 800、リサイズ後トリミング
●撮影者コメント:
夜空の明るい横浜でもかなりの流星を確認できました。自宅や周囲の家の屋根で遮られ、全天の1/8程度の視界しかありませんでしたが、30分間に10個の流星を確認できました。
FujiFilmの一眼レフデジカメFinePix S2Proでの撮影ですが、S2Proはノイズリダクション露出が無いので、間を置かずに連続で撮影可能です。空が明るいので、露出時間は15秒程度が限度で撮影枚数が増えますが、不要な画像は後で削除すれば良いので、銀塩フィルムよりコストパフォーマンスは良いです。それに現像・焼付け・フイルムスキャニングも不要なので、後処理もスムーズです。流星の撮影に気楽に使えると感じました。

(和光久氏撮影のふたご座流星群の流星の写真)

撮影者:
和光 久
撮影日時:
2002年12月14日 0時3分40秒、露出 30秒
撮影地:
長野県原村 八ヶ岳自然文化園駐車
撮影機材等:
ビクセン GPD赤道儀、ピクシスで恒星追尾、フジ FinePix S2 Pro(ホワイトバランス:オート、JPEG Fineで記録)、Aiニッコール 24mm F2.8、PowerBook G4/1G(OS 9で起動)、S2 Pro専用シューティングソフトでインターバル撮影、レベル補正など
●撮影者コメント:
先月のしし座群の撮影よりも良好な画像が得られました。

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