木星・土星の新衛星を発見

【2003年4月17日 国立天文台天文ニュース(629)

ハワイ大学天文学研究所のスコット・シェパード(Scott S. Sheppard)やデービッド・ジューイット(David C. Jewitt)らの研究チームは、マウナケア山頂にあるすばる望遠鏡やカナダ・フランス・ハワイ望遠鏡、ハワイ大学2.2メートル望遠鏡を用いて、2003年初頭から新しい木星の衛星20個を発見しました。研究チームは2000年から42個の衛星を見つけており、今回の発見によって木星の衛星は合計で60個となりました。

さらに研究チームは、すばる望遠鏡とハワイ大学2.2メートル望遠鏡によって、新しい土星の衛星も発見しています。これにより、土星の衛星は31個となりました。

これらの発見によって、現在太陽系ではっきり確認されている惑星の衛星の数は次のようになりました。

合計118個
水星 なし
金星 なし
地球 1個
火星 2個
木星 60個
土星 31個
天王星21個
海王星11個
冥王星 1個

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