【投稿画像集】金星とプレアデス星団の大接近

【2004年4月5日 アストロアーツ】 4月7日更新

3日、金星が宵の空でおうし座のM45 プレアデス星団(すばる)に大接近した。双眼鏡などで観測された方も多いのではないだろうか。金星とプレアデス星団が並ぶ姿は、今後数日間楽しめる。

投稿画像をいただいたので以下に紹介しよう。

(4月7日公開分)


(森栄二氏撮影の金星とプレアデス星団の接近の写真)

撮影者:
森 栄二
撮影日時:
2004年4月6日 20時(日本時間4月7日 12時)、露出 30秒
撮影地:
アメリカ合衆国 カリフォルニア州
撮影機材等:
ニコン 300mm F4.5 マニュアルレンズ、キヤノン EOS Kiss Digital(ISO 800)、オリオン アトラス赤道儀、セレストロン CG5三脚
撮影者コメント:

中国製の激安赤道儀(最大荷重約20Kg)を使っての撮影でした。レンズの絞り環の形状から、金星が輝いたような形になるのですが、望遠鏡を通して見た金星はとても明るいので、イメージと合っているのかもしれません。


(渡辺一司氏撮影の金星とプレアデス星団の接近の写真 1) (渡辺一司氏撮影の金星とプレアデス星団の接近の写真 2)

撮影者:
渡辺 一司
撮影日時:
2004年4月2日 19時32分、露出 30秒
撮影地:
大分県宇佐市
撮影機材等:
ニコン 300mm F2.8(450mm相当)、富士写真フイルム FinePix S2 Pro(ISO 400)、ビクセン アトラクスで電動追尾
撮影者コメント:

春霞がありましたが、撮影できました。双眼鏡で見ても綺麗でした。

(4月6日公開分)


(黒田英俊氏撮影の金星とプレアデス星団の接近の写真) (黒田英俊氏撮影の金星、火星、プレアデス星団、ヒヤデス星団の写真)

撮影者:
黒田 英俊
撮影日時:
(1枚目)2004年4月5日 19時33分、露出 60秒
(2枚目)2004年4月5日 19時45分、露出 60秒
撮影地:
山形県上山市
撮影機材等:
(共通データ)ビクセン GPD赤道儀で自動追尾
(1枚目)ニコン COOLPIX995(fl=31mm(35mm判視野角約150mm) F2.6、ISO 200)
(2枚目)ニコン COOLPIX995(fl=16.9mm(35mm判視野角約80mm) F2.6、感度設定:自動)
撮影者コメント:

最接近となる、2日〜3日、昨日と天候に恵まれず本日ようやく見ることができました。少々霞がかかっているようです。


(山本海行氏撮影の金星とプレアデス星団の接近の写真)

撮影者:
山本 海行
撮影日時:
2004年4月5日 19時3分、露出 20秒
撮影地:
静岡県浜松市
撮影機材等:
ペンタックス M* 300mm F4→5.6、ペンタックス *ist D(ISO 200、RAW撮影)
PhotoshopCSで解像度とレベル調整しトリミング
撮影者コメント:

時間がなくて市街地で固定撮影でしたが、意外にプレアデスの青色がよく出ていました。

(4月5日公開分)


(藤野政則氏撮影の金星とプレアデス星団の接近の写真)

撮影者:
藤野 政則
撮影日時:
2004年4月4日 20時2分、露出 90秒
撮影地:
北海道上川郡風連町
撮影機材等:
ボーグ 76ED、富士写真フイルム FinePix S2 Pro(ISO 100)、ビクセン GP-D

(太田輝章氏撮影の金星とプレアデス星団の接近(4月2日)の写真) (太田輝章氏撮影の金星とプレアデス星団の接近(4月3日)の写真) (太田輝章氏撮影の金星とプレアデス星団の接近(4月4日)の写真)

撮影者:
太田 輝章(大分天文協会
撮影日時:
(1枚目)2004年4月2日 20時51分、露出 20秒
(2枚目)2004年4月3日 19時37分〜39分、露出 30秒と50秒の2枚をコンポジット
(3枚目)2004年4月4日 20時4分〜20分、露出 (ISO 1000)30秒、(ISO 800)30秒、(ISO 640)30秒の3枚をコンポジット
撮影地:
(1、3枚目)大分県大分市
(2枚目)大分県大分郡野津原町
撮影機材等:
ボーグ 76ED、マルチフラットナー使用、ニコン D70(ISO 200、ノイズリダクション:オン、太陽光モード)、GP赤道儀
3008ピクセルを1000ピクセルに縮小、アンシャープマスクのみ、色補正なし
撮影者コメント:

4月2日は、大分市の自宅でほぼ快晴。4月3日は野津原町で、天候下り坂のため薄雲がありました。金星が明るいため露出時間と感度の関係が難しかったです。


(北岡修氏撮影の金星とプレアデス星団の接近の写真)

撮影者:
北岡 修
撮影日時:
2004年4月3日 20時3分、露出 6秒
撮影地:
神奈川県横須賀市
撮影機材等:
シグマ アポ・ズームHSM 70(200mm F2.8)を200mm F4.8で使用、富士写真フイルム FinePix S2 Pro(ISO 400)、ビクセン SXW赤道儀にて自動追尾
撮影者コメント:

うす雲が勢いよく流れる中での撮影でした。双眼鏡で覗いた光景がとても美しく、家族みんなで楽しみました。


(田村稔氏撮影の金星とプレアデス星団の接近の写真)

撮影者:
田村 稔
撮影日時:
2004年4月2日 19時56分、露出 20秒×5コマコンポジット
撮影地:
愛媛県宇和島市丸之内
撮影機材等:
タムロン SP 300mm F2.8開放、キヤノン EOS 10D(ISO 400、JPG)
撮影者コメント:

透明度が悪く、肉眼では良く見えなかったけれど双眼鏡ではとても美しい眺めでした。


(原田泰典氏撮影の金星とプレアデス星団の接近の写真)

撮影者:
原田 泰典
撮影日時:
2004年4月2日 19時11分40秒、露出 38秒
撮影地:
浜松天文台
撮影機材等:
ニコン COOLPIX5000(fl=7.1mm F2.9、ISO 200、ホワイトバランス:太陽光、ノイズリダクション:ON) + 3倍テレコン、ビクセン フォトガイド2で自動追尾
撮影者コメント:

せっかくテレコンを取り付けたのに、操作ミスで広角端にしてしまい、盛大なケラレが出現しました。ピントも甘くて明らかな失敗ですが、8度程度の視野円になって、双眼鏡で見たイメージに近く、これはこれで面白いと思いました。


(加藤保美氏撮影の金星とプレアデス星団の接近の写真)

撮影者:
加藤 保美
撮影日時:
2004年4月2日 19時21分、露出 47秒
撮影機材等:
ニコン(fl=200mm F4)、キヤノン EOS Kiss Digital(ISO 400)
中心部をトリミング
撮影者コメント:

1日前の接近のようすです。それでもお互いに充分に近くて、なかなか見応えがありました。