国立天文台 岡山天体物理観測所、野辺山電波観測所の特別公開、「火星探査についての講演会」

【2005年7月13日 国立天文台 アストロ・トピックス(117)(118)(119)

国立天文台では、8月20日(土)に野辺山電波観測所施設、2005年8月27日(土)に岡山天体物理観測所の特別公開をそれぞれ行う。通常の見学コースに加え、講演会や工作体験コーナー、観測装置の仕組みの展示、国内最大級の口径188cm反射望遠鏡を間近に見ることができるほか、最先端の天文学研究についての解説等が予定されている。

また、7月23日(土)には、NASAの火星探査車の打ち上げから操作による研究に携わっているジェット推進研究所(JPL)のマーク・アドラー(Dr. Mark Adler)博士が来日し、火星探査についての講演会が行われる。


国立天文台 野辺山電波観測所の特別公開

大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 国立天文台野辺山宇宙電波観測所、野辺山太陽電波観測所では、下記の要領で特別公開を開催します。多くの皆様のご来場をお待ちしています。

おもな内容は、「銀河文明と銀河図書館」祖父江 義明(東京大学)、「太陽と宇宙天気予報の話」堀 久仁子(国立天文台)と題した講演会の開催のほか、通常の見学コースに加え、45m電波望遠鏡・ミリ波干渉計・電波へリオグラフの各観測室、観測データを処理する計算機、更に宇宙・太陽からやってくる電波をとらえる観測装置の仕組みや、最新の観測結果を展示します。工作体験コーナーや質問コーナーなどもあります。

開催日時:
8月20日(土) 午前9時30分〜午後4時00分(3時30分入場終了、雨天決行)
開催場所:
国立天文台 野辺山電波観測所
(長野県南佐久郡南牧村野辺山462-2)
入場料、申込み:
入場無料、予約不要
交通:
■JR野辺山駅から徒歩約30分
駅から随時無料シャトルバスを運行します
■中央道須玉インターから 国道141号を経て約40分
または長坂インターから 清里有料道路を経て約30分
上信越道佐久インターから 国道141号を臼田清里方面へ約80分
※自家用車の方は、近くにある野辺山スキー場の駐車場をご利用頂くことになります。
その他:
上履き(スリッパなど)各自ご持参ください。9時30分以前の入場はご遠慮ください。
問合せ:
〒384-1305 長野県 南佐久郡 南牧村 野辺山 462-2
国立天文台野辺山 特別公開日世話人宛
電話番号:0267-98-4300(代表)
電子メール:openday@nro.nao.ac.jp

※以上の「国立天文台野辺山電波観測所の特別公開」の詳細は、国立天文台 アストロ・トピックス (117): 国立天文台野辺山電波観測所の特別公開、または、国立天文台野辺山 特別公開のお知らせをご覧ください。


国立天文台 岡山天体物理観測所の特別公開

大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 国立天文台・岡山天体物理観測所(OAO)と鴨方町・岡山天文博物館では、8月27日(土曜日)に「感じてみよう大きな望遠鏡」と題して特別公開を行います。

宇宙には、解明されていないことがまだまだたくさんあります。研究者達は、大きな望遠鏡によって集められた天体からの光をくわしく調べることで、すこしでも宇宙の真理にせまりたい、と日夜奮闘しています。今回の特別公開では、望遠鏡を使ってどのような観測を行うのか、また、望遠鏡によって集められた天体からの光を解析することで、天体の何が分かるのか、などを説明したいと思っています。

このほか、OAOの観測施設(望遠鏡ドーム)を公開します。国内最大級の口径188cm反射望遠鏡を間近に見ることができるほか、 OAOで行われている最先端の天文学研究について職員がわかりやすく解説いたします。また、鴨方町・岡山天文博物館では、プラネタリウム投映、太陽観測ほか、クイズラリーやビンゴゲームなど楽しい催し物も行います。

開催日時:
2005年8月27日(土)9時00分〜17時00分(雨天決行)
開催場所:
国立天文台 岡山天体物理観測所鴨方町 岡山天文博物館(岡山県浅口郡鴨方町本庄)
入場料:
天文台:無料
博物館:無料開館
タイトル:
「感じてみよう大きな望遠鏡」
申込み:
不要、お気軽にお越しください
参加方法:
自由 (※ただし、小学校低学年は保護者同伴の事)
交通:
■JR山陽線鴨方駅から井笠鉄道バスの便(遙照山行)を利用、天文台までの所要時間25分(バスの便数が非常に少ないのでご注意ください。1日4本)、JR山陽線鴨方駅からタクシー(15分、2500円程度)
■国道2号線鴨方ロータリーから北へ約10km天文台まで約20分。または、山陽自動車道・鴨方インターを降りて北へ7km、約10分(普通車50台程度駐車可)
問合せ:
国立天文台 岡山天体物理観測所
〒719-0232 岡山県浅口郡鴨方町大字本庄 3037-5
電話:0865-44-2155 [代表](休祭日を除く月曜〜金曜の8:30〜17:30の間)
FAX :0865-44-2360
URL:http://www.cc.nao.ac.jp/oao/pub/

※以上の「国立天文台岡山天体物理観測所所の特別公開」の詳細は、2005年度 岡山天体物理観測所・岡山天文博物館 特別公開(8月27日(土))のご案内、または、国立天文台 アストロ・トピックス (118): 国立天文台岡山天体物理観測所の特別公開をご覧ください。


火星探査についての講演会のお知らせ

開催中の愛知万博では、数多くの宇宙関係の展示がありますが、このほどアメリカ館における火星探査車と火星表面の360度パノラマ画像等の出展にちなんで、実際にこの火星探査車の打ち上げから操作による研究に携わっているジェット推進研究所のマーク・アドラー(Dr. Mark Adler)博士が来日します。

そこで、名古屋アメリカン・センターおよび愛知万博 2005 アメリカ館、(財)愛知県国際交流協会の主催、日本惑星科学会の後援により、下記のようにマドラー博士の講演会が名古屋市で実現することとなりました。参加申し込みなど詳細は、参照ホームページをご覧ください。 多くの皆様のご参加をお待ちしております。

開催日時:
平成17年7月23日(土)14:00〜16:00
会場:
愛知県三の丸庁舎 8階大会議室
(名古屋市中区三の丸2-6-1 TEL:052-961-7903)
講師:
マーク・アドラー博士 (Dr. Mark Adler)
米国航空宇宙局(NASA)ジェット推進研究所(JPL)
火星サンプル採集プリプロジェクトマネージャー
タイトル:
火星探査車が発見したもの 〜 New Discoveries by Mars Exploration Rover 〜
定員:
100名(参加無料・同時通訳付)
申込み:
氏名、所属/役職、住所、電話番号、E-Mail、火星に関する質問を明記の上、「愛知県国際交流協会 上原」まで、FAX または E-Mail にてお申込ください。
FAX: 052-961-8045
E-mail:joho@aia.pref.aichi.jp

※以上の「火星探査についての講演会」については、国立天文台 アストロ・トピックス (119): 火星探査についての講演会のお知らせ、または、日本惑星科学会 講演会ページをご覧ください。