20等から22等の小惑星を続々発見、ステラハンター・プロフェッショナルのVer.1.0bへのアップデータを公開

【2006年3月28日 アストロアーツ】

従来のブリンク表示

従来のブリンク表示:画像を1枚ずつブリンク。スカイのざらつきのため、移動天体がはっきりしない。

コンポジット・ブリンク表示

コンポジット・ブリンク表示:画像を8枚ずつ合成してブリンク。左から右へ移動する小惑星が容易に確認できる。合成は任意の枚数を選択可能。

移動天体の探索や追跡、そして報告までの統合的な環境を提供するソフトウェア「ステラハンター・プロフェッショナル」がバージョンアップ。Ver.1.0bへのアップデータを無償公開しました。

今回のアップデータでは、検出した天体を表示する際に画像を合成してブリンクする機能が追加されました。天体の移動に合わせてコンポジットした画像を表示する画期的な機能により、自動検出した暗い天体を確実にピックアップできます。

ステラハンター・プロフェッショナルは、画像40枚で2倍の口径に匹敵する移動天体の検出が可能で、口径30cmクラスの望遠鏡で22等級の微光天体を発見することができます。大規模なサーベイにより小口径の望遠鏡による小惑星発見は衰退しましたが、ステラハンター・プロフェッショナルを活用することにより、微光小惑星やEKBOの発見などまだまだアマチュアが活躍する場は残っているといえるでしょう。

ステラハンター・プロフェッショナル用「1.0・1.0bアップデータ」のダウンロードは「ステラハンター・プロフェッショナル アップデータ」のページより可能。「1.0・1.0bアップデータ」には、機能追加のほか、プログラム修正も含まれるため、すべての対象システムでアップデートすることをお勧めします。