【新製品情報】キヤノン、高画質・快速・快適さを備えたデジタル一眼レフ“EOS Kiss Digial X”を発売

【2006年8月28日 アストロアーツ】

キヤノンマーケティングジャパン株式会社では、高画質・快速・快適さを追求した小型軽量ボディの“EOS Kiss Digial X”を9月8日に発売する。EOS Kiss Digitalは、近年急拡大のデジタル一眼レフ市場における人気のシリーズ。初代EOS Kissから10代目となる新機種は天文用途でも大きな改良が施されており、注目の製品となりそうだ。


(EOS Kiss Digial X) (EOS Kiss Digial X シルバーの背面)

(上)EOS Kiss Digial X(左:ブラック/右:シルバー)(*EF-S18-55mm F3.5-5.6II USM装着時)、(下)EOS Kiss Digial Xシルバーの背面(提供:キヤノンマーケティングジャパン株式会社)

キヤノンマーケティングジャパン株式会社は、デジタル一眼レフカメラ「EOS Kiss Digial X」を9月8日に発売すると発表した。EOS Kiss Digitalシリーズの最新モデルとなる「EOS Kiss Digial X」は、一眼レフカメラユーザーのみならず、コンパクトデジタルカメラからステップアップするユーザーのニーズにもこたえて改良された小型・軽量の普及型モデルだ。

この新機種に搭載されているのは、自社開発の約1010万画素CMOSセンサー(APS-Cサイズ)と高性能映像エンジン「DIGIC II」で、高ISO感度においても低ノイズを実現し、従来以上の高精細・高画質、自然な色再現を可能にしている。

性能面では、中央F2.8対応の高精度9点測距AFをはじめ、約3コマ/秒・約27枚の連続撮影が可能なほか、起動も約0.2秒と高速になった。さらに、新ユーザーインターフェースと高精細・広視野角の2.5型・約23万画素液晶モニターによって、高機能と使いやすさが両立している。このほか、写真表現・目的に合わせて、最適な画像が得られる「ピクチャースタイル」や、イージーダイレクトボタンによるダイレクトプリントなど、幅広いニーズを満たす機能が搭載されている。

また、注目すべきはセンサーダスト対策。カメラ内部からのゴミの発生を抑える機構・素材に加え、CMOSセンサー前面へのゴミの付着を低減する帯電防止機構を採用。超音波振動によりゴミを振るい落とす、新開発の「セルフクリーニングセンサーユニット」が搭載されている。さらに、付属のRAW現像閲覧/編集ソフトウエア「Digital Photo Professional 2.2」のダストデリート機能を併用することで、ゴミによる画像への影響を著しく軽減することもできる。

11月下旬には、一眼レフカメラEOSシリーズに使用できる交換レンズも発売される。新しい交換レンズは、超大口径・標準レンズ「キヤノン EF50mm F1.2L USM」(税別価格 18万5000円)と軽量・コンパクトな望遠ズームレンズ「キヤノンズームレンズ EF70-200mm F4L IS USM」(税別価格15万8000円)。これでキヤノンの交換レンズは軽量・コンパクトなF4Lズームレンズ4本と、大口径F2.8Lズームレンズ4本が揃い、ユーザーの目的・予算に合わせたレンズ選びが可能となった。

なお、各商品に関する問い合わせは、キヤノンマーケティングジャパン株式会社 お客様相談センターまで(EOS Kiss Digial X に関する問合せ:IP電話 050-555-90002、または043-211-9556、新EFレンズに関する問合せ:IP電話 050-555-90001、または03-3455-9353)

天文ファンも注目したいこの製品については、ステライメージの対応は現在では未定だが、月刊「星ナビ」では「EOS Kiss Digial X」のレビュー記事の掲載を予定している。

《EOS Kiss Digital Xの主な特長》

  • わずか510グラム、Kissならではの小型軽量ボディ
  • 10メガ CMOSセンサーとDIGIC IIで豊かな階調表現と高精細な色表現
  • イメージどおりの色調に仕上げる「ピクチャースタイル」
  • カメラまかせの大型モードダイヤル
  • 上位機種と同じ「高精度・高速9点オートフォーカス」
  • 出さない、付けない、残さない「EOSインテグレイテッドクリーニングシステム」