「ライトダウン甲府バレー」が10月21日に開催

【2006年10月11日 アストロアーツ】

甲府盆地の必要のない照明を消して、光害(ひかりがい)の少ない秋空のもと星空を観望する「ライトダウン甲府バレー」が、今年も10月21日(土)に開催される。


ライトダウン甲府バレーは、国立天文台のスターウィークの関連行事として「光害のない本物の暗い空に輝くきれいな星空を見てもらおう」を目的に1999年に開始された。甲府盆地のライトダウンを実施することで、光害の少ない秋空の星々を観望する機会を提供するこのイベントは、地元企業や施設をはじめ多くの人々の間に年々浸透してきており、今年で第8回を迎える。

今年のテーマは、「信玄が見た星空」。武田信玄の時代と同じ星を見上げることで、その時代に思いを馳せ、その間に人間社会がつくりあげてきた環境の変化について考える機会とするのがこのテーマの意義だ。ライトダウン当日のメインイベントは、FM甲府によるライトダウン特別生放送をはじめとして、山梨県立科学館会場、南部市民センター会場、韮崎市銀河鉄道展望公園会場、勝沼ぶどうの丘会場の各会場において、天体観望会、夜景観望、望遠鏡づくり教室(有料)、ビンゴ大会、カウントダウンなどが開催される。

また、10月14日(土)と15日(日)には、プレイベント「ライトダウン星祭り」が行われる。会場となる市民ホールつどうわ(甲府市中央1-5-2)では、光害がよくわかる!展、星空写真展、 星座早見盤や星座カード、ミニプラネタリウムなどをつくるワークショップ、光害をテーマにしたシンポジウム、移動プラネタリウムなど、盛りだくさんのイベントが用意されている。

主催者のライトダウン甲府バレー実行委員会では、身の回りの不要な照明の見直しとそれらの消灯によって、きれいな星空を取り戻そうという運動の趣旨への理解とライトダウンへの協力を今年もイベント開催に先駆けて企業や市民へ呼びかけている。ライトダウン甲府バレーの詳細は、ホームページ 「第8回ライトダウン甲府バレー2006」を参照されたい。

ライトダウン甲府バレー 開催日時:
■ 2006年10月14日(土)、15日(日) 〈プレイベント「ライトダウン星祭り」〉
■ 2006年10月21日(土)20:00〜21:00 〈ライトダウン本番〉
プレイベント「ライトダウン星祭り」:
  • 光害がよくわかる!展
  • 星空写真展
  • ワークショップ(事前申し込み不要・随時)
  • 「光害シンポジウムatライトダウン甲府バレー〜安全で星降る街を目指して」(15日 15:00〜17:00)
  • 移動プラネタリウム(14日 15:00、16:00、17:00、18:00/15日 13:00、14:00、15:00)
  • 望遠鏡づくり教室(15日 13:00〜15:00)
メインイベント:
  • FM甲府ライトダウン特別生放送 76.3MHz
    • 19:00〜21:00 科学館展望テラスから生中継、各会場からのレポート
  • 山梨県立科学館会場イベント「星の輝きにふれる集い」
    • 第1部 18:00〜 (館内各会場において、星空解説、ライトダウン星空コンサート、星空観望、キャンドルづくり、星座カードづくり他)
    • 第2部 19:50〜 展望テラスにて(19:50〜 ライトダウン説明、20:00〜21:00 ライトダウン・星座解説・望遠鏡で観望)
  • 南部市民センター会場イベント
    • 18:00〜 望遠鏡づくり教室(定員10名)
    • 19:30〜21:00 天体望遠鏡による観望会・ビンゴ大会
    • 20:00〜 カウントダウン
  • 韮崎市銀河鉄道展望公園会場イベント「ライトダウンにらさき・銀河を楽しむ集い」
    • 19:00〜 オープニング
    • 19:10〜 星空探訪・講師によるトークショー
    • 20:00〜 カウントダウンdeライトダウン
    • 20:05〜 天才!?小学生ピアニストによる星空コンサート
    • 20:35〜 銀河鉄道現る?「中央線クロスポイントを探せ!」
    • 20:40頃 JR韮崎駅と新府駅の間の山あいを交差する電車の明かりを楽しむ(「銀河鉄道の夜に出てくる1シーンに見立てて)
  • 勝沼ぶどうの丘会場イベント
    • 18:00〜21:00 天体望遠鏡による観望会・夜景観望など

(※雨天の場合、内容が変更になることがあります。また、参加に際して事前の申し込みの有無やその他持参するもの等、詳細はホームページを参照するか、ホームページ内にある各メインイベントの問い合わせ先までご連絡ください。)