宇宙がもたらす未来ファッション
【2007年2月5日 ESA Focus On】
「宇宙はファッションにどんなイマジネーションを与えるか?」このような問いが、昨年12月ストックホルムで行われたワークショップの参加者に投げかけられ、奇抜さと美しさが同居する衣装がデザイン、披露された。
スウェーデン人初の宇宙飛行士であるChrister Fugelsang氏の国際宇宙ステーション滞在に合わせて、昨年12月にイベント“Space Base Stockholm”がストックホルムで開催された。このイベント期間中、宇宙とファッションをテーマにしたワークショップ“Fashion & Design”も開催され、宇宙のイメージを取り入れたデザインの衣装が公開された。
ワークショップには、プロのデザイナーを含む10人一組の約10のグループが参加。各グループによって、さまざまな衣装がデザインされた。ソーラーパネルのようなものが背中を取り巻いている毛糸の衣装や、小型探査機のパラシュートを思わせるかのような布が真っ白いスカートのすそと一体化したもの、プラスチックやゴム材でできた泡が取り付けられているなど、いずれも奇抜さと美しさが同居するスタイルが披露された。
ワークショップを指揮したJohan af Geijerstam氏(ファッションや広告宣伝分野で企画・製作マネージャーとして活躍中)は、「宇宙とファッションの結びつきは、なにをもたらすか?ファション好きな人々にとって、ファッションと宇宙の融合は歓迎されるのか?などをテーマに、創り出す楽しみの場を提供し、さまざまな分野の人々の意見交換の場にしたかった」と語った。