スペースシャトル「ディスカバリー号」、打ち上げ成功

【2007年10月24日 NASA Space Shuttle News

NASAのスペースシャトル「ディスカバリー号」(STS-120)が、米国東部夏時間10月23日11時38分(日本時間24日0時38分)に打ち上げられた。ディスカバリー号には、国際宇宙ステーション(ISS)と日本実験棟「きぼう」をはじめとする複数の国の実験棟とを結合するモジュールが搭載されており、今回のミッション(STS-120)では、その仮設置が予定されている。


打ち上げ直後のディスカバリー号

打ち上げ直後のディスカバリー号(提供(謝辞):Reuters/Scott Audette)

米国東部夏時間10月23日、米フロリダ州のケネディー宇宙センターで実施された「ディスカバリー号」の打ち上げが成功した。

NASAで打ち上げ責任者をつとめるMike Leinbach氏は、「今回の打ち上げは、私がこの職について以来、もっともスムーズな打ち上げの1つでした」と話している。

今回のミッション(STS-120)の飛行期間は15日間で、7人の乗組員には、5回の船外活動が予定されている。

そのうち、1回目と2回目の船外活動で、国際宇宙ステーション(ISS)の第2結合部である「ハーモニー」の仮設置に関わる作業が行われる。

「ハーモニー」とは、ISSの構成要素となる日本実験棟「きぼう」をはじめ、欧州や米国の実験棟とISSとを結合し、通路としての役割を果たすモジュールだ。