通信センターから電波望遠鏡へ 「パラボラのまちの星まつり」開催
【2008年1月8日 KDDI茨城衛星通信センター跡地利活用に係る連携協議会】
日本初の衛星通信を実現した「KDDI茨城衛星通信センター」は、2007年3月に閉局し、電波天文台として再出発しようとしている。これを記念して、1月26日に同地で星まつりが実施され、講演会や天体観察会が行われる。なお、アストロアーツもこのイベントに参加する。
プレスリリースより
日本衛星通信の発祥の地「KDDI茨城衛星通信センター」は、2007年3月にその役割を終えて閉局し、ケネディ暗殺の衝撃を全国のお茶の間に伝えて以来45年間にわたる歴史に幕を下ろしました。地域のシンボルでもある口径32mパラボラアンテナ2基は、国立天文台と茨城大学に譲渡され、改装を経た後に電波望遠鏡として再生し、世界最高水準の電波天文台ネットワークの拠点となる予定です。
このような中、「KDDI茨城衛星通信センター跡地利活用に係る連携協議会(国立天文台・茨城大学・KDDI株式会社・高萩市・日立市・茨城県)」では、これまでの「日本衛星通信発祥の地」の偉業を記念するとともに、電波天文台としての再出発をきっかけとして、「パラボラのまちの星まつり」を開催します。
この星まつりは、メイン会場では宇宙をテーマとした講演やオカリナ奏者「宗次郎」さんの宇宙をイメージした講演、パラボラアンテナを中心とした同センター跡地利活用法や地域の活性化を考えるパネルディスカッションが展開されます。また、サテライト会場では天体観察会も実施されて、夜まで楽しめるイベントとなっています。整備中のパラボラアンテナ内部は公開できませんが、天体観察会ではパラボラアンテナの巨大なシルエットを感じつつ宇宙に想いを馳せる機会をお楽しみいただければと思います。
会場の都合上、参加には申込みが必要ですが、入場無料です。多くの皆さまのお越しをお待ちしております。イベントについての詳細は、案内ページをご覧ください。
「パラボラのまちの星まつり」〜宇宙・科学を核とした地域再生フォーラム〜
- 開催日時
- 2008年1月26日(土曜日)
- 開催場所
- 茨城県高萩市・日立市
- 内容
- 【メイン会場(高萩市総合福祉センター)】
- 基調講演「オペラ劇場のような電波の宇宙」講師:平林久先生(JAXA)
- KDDI茨城衛星通信センターの歴史紹介
- パネルディスカッション
- 「宗次郎」記念講演(ミニコンサート)
- 【サテライト会場(KDDI茨城衛星通信センター)】
- 天体望遠鏡手作り教室(日立市・高萩市等の小学生限定、申込先着順定員制)
- 天体観察会
- 主催
- KDDI茨城衛星通信センター跡地利活用に係る連携協議会
- 参加申込・問合せ
- entry@parabola-no-machi.info (担当:原田)
- 詳細
- 案内ページ:http://www.parabola-no-machi.info/