府中市郷土の森博物館で
日本初の「全天デジタル映像フェスティバル」開催中

【2008年3月18日 府中市郷土の森博物館

日本初となる「全天デジタル映像フェスティバル」が東京・府中市の府中市郷土の森博物館で開催されている。日本初公開となる2作品を含む全9作品が投影されるので、プラネタリウムのドームスクリーンいっぱいに広がるいろいろな作品を楽しみたい人にはよい機会だ。


府中市郷土の森博物館の外観

府中市郷土の森博物館

東京・府中市にある府中市郷土の森博物館では、2008年3月15日(土)から6月1日(日)までの期間、「全天デジタル映像フェスティバル」が開催されている。直径23メートルのプラネタリウムドームに五藤光学研究所の全天周デジタル映像投映装置「バーチャリウムII」が期間限定で設置されており、同館ではプラネタリウム春番組をフェスティバルと銘打ち、全天デジタル映像作品を期間中に入れ替えるなどして全9作品を投影する。

フェスティバルでは日本初公開となる「シークレット オブ ザ サン」「スター オブ ファラオ」の2作品も登場する。「シークレット オブ ザ サン」は最新の観測から太陽の驚くべき素顔にせまる作品。「スター オブ ファラオ」はエジプトの遺跡を舞台とした古代人の宇宙観などを紹介する作品だ。また、同館で大好評だった「宮沢賢治 銀河鉄道の夜」「ムーミン谷のオーロラ」はフェスティバル投影作品のひとつとして全天デジタル映像で6月1日まで再投影されている。これと並行して大型連休中の5月3日(祝)〜6日(振休)には、4日間限定で「かいけつゾロリ」シリーズの子供向け2作品を投影する「子供映像フェスティバル」も開催される。いずれも番組の前半はプラネタリウムを用いた「今晩の星空」の生解説がある。

複数のプラネタリウム番組を投影するプラネタリウムフェスティバルは他館で行なわれている例があるが、全天デジタル映像のフェスティバルは日本初。この機会に何度も足を運ぼうという人は、同館のプラネタリウムフェスティバル5作品シリーズ券「プラデジ5チケット」を利用するとよいだろう。投影作品のラインナップ、投影日時、料金などは府中市郷土の森博物館のウェブページでよくご確認を。

<関連リンク>